『コスタネオロマンチカを利用したいけれど、最安値の内側クラシックってどうなの?』
『子連れだし窓付きが良い?』
我が家は2017年11月に、2歳児と一緒にイタリアのクルーズ船「コスタネオロマンチカ」で9日間の旅に出ました。
当時、乗船前に私が知りたかったことをシリーズとして書いていくことができればと思います。
まずは、コスタネオロマンチカで最安値のお部屋「内側クラシック」の部屋の様子、また2歳児連れで利用してみた感想等を綴ります。
結論から言うと、『内側クラシックでも全く問題なし。コスパ抜群!』です。
1つのケースとして参考にしていただければと思います。
※この情報は2017年11月に乗船した時の経験を元に綴ります。現在と少し違う点もあるかと思いますが、ご了承下さい。
安い内側クラシックを選びました
クルーズで旅行に出る場合、一度乗船してしまうと基本的な船内サービスは同じです(一部エステが付いたり優先されたりなどはあります)。
大きく値段に関わってくるのが、どのお部屋を利用するか?
窓がある部屋か、ない部屋か。バルコニーがある部屋か、スイートか?
例として、私が参加した類似の内容(9日間コース)で、利用しやすい価格帯の部屋で見てみます。
1人当たり料金はこちらでした。
内側クラシック(窓のない4人部屋)116,800円/1人
海側クラシック(窓あり4人部屋)121,800円/1人
バルコニープレミアム(バルコニー付き4人部屋)179,800円/1人
仮に夫婦2人、13歳以下の子ども1人(無料)と参加した場合のトータル金額は港湾税も含めて概算でこのようになります。
- 内側クラシック 283,600円
- 海側クラシック 293,600円
- バルコニープレミアム 409,600円
バルコニーが付くと、10万近く変わってくるんですよね。窓だけだと1万円程度。
我が家が利用した当時は、割引キャンペーンだったのもあり、窓があるかないかで1人あたり2万円ほどの差がありました。2人で4万の差。
迷った挙句、我が家はコスタネオロマンチカの最安値部屋『内側クラシック』を2歳児と利用したのでした。
内側クラシックの部屋詳細
内側クラシックと海側クラシックの違いは「窓があるかないか」だけでした。部屋の内容はほぼ同じです。
なので、海側クラシックの方も部屋の内容については参考になると思います。
内側クラシックの部屋は広く感じる
内側クラシックの広さは16.6m2
一般的なワンルームマンションくらいの広さです。

ワンルームに家族3人。狭いかな??
そう思っておりましたが、実際はテレビが壁に備え付けてあったり、テーブルと椅子以外の家具はなくほとんど作り付け。
圧迫される家具が少ないため、広く感じました。

ベッドの前の部屋のスペースも、感覚的に3畳くらいのスペースがあって、子どもが遊ぶにも十分な広さ

ここのスペースで、息子がゴロゴロしながら車を走らせたりするので、綺麗にしてくれてはいますが、レジャーシート的なのを持って来れば良かったと思いました。
トイレとバス、洗面所は一緒
トイレとバス、洗面所は一緒です。


洗面台が広く、バスルーム自体は狭く感じません。
ただ、シャワースペースは大人1人でいっぱい。

子供と入る場合は、子どもだけをシャワー台に乗せて、洗う感じになります。
ベッドについて

内側クラシックの4人部屋(3人部屋)は、ベッドの上の棚部分を開くともう一段ベッドが出てきて二段ベッドのようになります。
子どもを入れて3台のベッドで寝ることも考えましたが、我が家はベビーベッドを用意してもらいました(当時2歳)。
日本のベビーベッドよりも細長く、ベッドとベッドの間にすっぽりハマり部屋が広く使えます。


息子が動き回って目が離せないので、ホッとしたいときに短い間であれば息子をベットに置いていろいろできる。
※ベビーベッドを利用されない場合もリクエストすれば大人用ベッドにベッドガードも付けてもらえるそうです。
コンセントの場所、形状、電圧は?
コンセントは
- クローゼット横カウンター
- テレビ下
- 洗面所
の3箇所にありました。
- 115V、60Hz Aタイプ(日本と同じ長方形の2つ穴タイプ)
- 220V、60Hz Cタイプ(丸の2つ穴タイプ)
2つのタイプのコンセントが並んでいます。
カウンター上のCタイプコンセントにはアダプタが装着されていて、Aタイプのコンセント口が3つ利用できるようになっていました。

アダプタがあるため、形状については日本の物と同じ。問題ありません。
日本の電圧は100V。周波数は関東が50Hz、関西が60Hz。
100Vの電圧の規程値は101±6Vとなっています。
コスタネオロマンチカのコンセントはAタイプ、Cタイプの電圧とも101±6Vの範囲を超えてしまっています。
最近のカメラやスマホの充電器は100V-240V対応が増えていますので、変圧器不要で利用できることが多くなっています。
また、コンセントは3箇所にありますが、どのコンセントからも、ベッドまで距離があります。
船酔いは?内側クラシックの揺れについて
2日ほど荒れた海を航海することありましたが、5階後方の部屋で船酔いは大丈夫でした。
ただ、揺れのひどい時に船首まで探検してみたのですが、ジェットコースターのようなフワッとした感じがありました。船の後方では感じなかったため、後ろの方が揺れは感じにくいのかなと思います。
また、上階へ行くほど揺れが大きく感じました。
内側クラシックのアメニティや装備品について
内側クラシックのアメニティや装備品について綴ります。
スリッパはあり
事前の乗船ガイドブックには、内側クラシックにはスリッパ等はないと記載されていたのですが、部屋にはタオル地でできたロゴ入りのスリッパが2足ありました。

湯沸かしポット
ティファールタイプのお湯を沸かすことができるポットも置いてありました。

また、哺乳瓶の殺菌消毒にもこちらで沸かした熱湯をかけて利用していました。
ドライヤーもあり
ドライヤーも、クローゼットの引き出しにあります。
その他お茶や砂糖などあり。コーヒーがない。
カモミールティーや紅茶などのティーパックやお砂糖などもあります。

ただ、コーヒーがありません。
レストランのサーバーから持参したタンブラーに入れて持ち帰る方や、バーで注文して飲まれている方が多かったです。
シャワージェル、ボディーソープ、クリーム
シャワージェル、ボディーソープ、クリーム、シャワーキャップがバスルームにありました。
使用感は悪くはないけど良くもない感じです。
ボックスティッシュ
初日は置いていませんでしたが、翌日から洗面所に置かれていました。

ボックスティッシュはなくなってしまっても、リクエストしておけばまた追加してくれます。
ハンガーや衣類収納は充実
ハンガーや衣類収納スペースは充実しています。

生活感満載ですみません。。。
ハンガーは備え付けのためポールから取り外しができません。
備え付けフックは2つだけ。マグネットフックは壁に付きません!
事前に調べていたクルーズに持っていった方が良い物に、マグネットフックがありました。
備え付けのフックが壁にありますが2つのみでした。

狭い船内では荷物がかけられるととても助かります。もう少しフックがあったら良いのになーと個人的に思いました。
テレビ番組について
備え付けのテレビではNHKBS、ディズニーチャンネルが見れました。
窓がないことについて
内側のお部屋だったので、当然窓がありません。
寝るだけなのでそれ程不便は感じませんでしたが、時間感覚がわからなくなります。
目が覚めても、果たして今は夜中なのか朝なのか、、、
内側クラシックで感じたデメリット
思いつくデメリットしては、こちらの2点。
下船が最後
寄港地での下船は、やはりランクの高いお部屋の方から順に下船します。
大型のクルーズ船だと、ランクが低い部屋の人は下船までに1時間以上かかることもあるようですが、コスタネオロマンチカは比較的小さめ。
時間の感覚がわからない。
先ほども挙げましたがデメリットの一番はこちら。
窓がないので、部屋で過ごしている間は外の様子が当たり前ですがわかりません。
そして、枕元にコンセントがないので、スマホは離れたカウンターの上。
目が冷めた時に、果たして今は何時だ?夜中?朝?時間の感覚がなくなります。
実際利用してみた感想
実際、内側クラシックで2歳児と9日過ごしてみた感想を綴ります。
一言で表すと、『共有スペースにリラックスできる場所がいっぱいで、良い意味でほぼ部屋に居なかった』です。

プライベート感満載な景色の良いソファー席があったり、

ごはんを食べたり、

子どもとピアノを弾いて遊んだり。
「部屋は寝るだけ!」と割り切っていたところもありますが、外で十分きれいな景色を堪能できたので、とても楽しめました。
まとめ|小さな子供連れだと全く問題なし
体験してみた結論として、クルーズ中って正直なところ部屋でほとんど過ごさないです。
もちろん、バルコニーがあってゆったりくつろげるような部屋の場合は、自分の部屋で過ごすことが多いかと思います。
ただ、窓があるかないかくらいのレベルであれば、正直なくても良いかな?と思います。
いろいろなプログラムに参加したり、いっぱい食べて、きれいな地平線を眺めながら移動できるのが、クルーズの醍醐味。
特に小さな子連れの場合、部屋もそれほど狭く感じないし、何よりじっとしていません。

小さな子連れ旅行では、コスタネオロマンチカ内側クラシックでも全く問題ない。というのが、我が家の結論です。
我が家は普通のサラリーマン家庭なので、身の丈にあった窓なし部屋でも全然楽しめました。
寝るだけの部屋!と割り切ったら十分楽しめます!
コスタネオロマンチカのお部屋選びの参考になりましたら、幸いです。
ほとんどのクルーズ旅行は電話問い合わせが必要な中、オンラインで空席状況や費用も確認できて、問題なければそのまま申し込み可能。
離乳食などの申告や、ベッド搬入リクエストはメールでしましたが、丁寧な対応でした。
この記事がどなたかの参考になれば嬉しいです。
長々とありがとうございました。


http://yuruko-life.com/neomoney/