『え?エクスプレス予約のクレジットカードって楽天カード使えないの!?』
エクスプレス予約に利用できるクレジットカードは限られます。
メインカードとして人気の「楽天カード」「ヤフーカード」「エポスカード」あたりは使えません。
EX予約のために新規カードを作るにも、年会費が必要だったり、ポイントの還元率に魅力がなかったり。
惹かれるクレジットカードが少ないんですよね(T_T)
ややこしくて私も悩んだので、タイプ別に「エクスプレス予約」に使えるクレジットカードをまとめてみました。
参考になれば嬉しいです。
「エクスプレス予約」に登録できるクレジットカードは限られる
「エクスプレス予約」に登録できるカードは限られます。

こちらの図の通り、エクスプレス予約を利用するには
JR系のクレジットカードで利用する
エクスプレス予約の指定発行元のカードにエクスプレス予約機能を付帯する
2つの方法があります。
指定発行元とはクレジットカードを発行している会社のこと。
JCBやVISAカードでも、JCBや三井住友VISAが発行元でなければ対象になりません。
例えば、楽天カードのJCBカードは、発行元が楽天カードになるため、エクスプレス予約には利用できません。
なお、お手持ちのカードがエクスプレス予約に使えるかはこちらで確認ができます。
冒頭でお話したように「楽天カード」など人気カードが使えないので、普段使いのメインカードをエクスプレス予約にそのまま利用できる方は少ないと思います。
JR系と指定発行元カードの違いは?
前述の通り「エクスプレス予約」に登録できるカードは【JR系クレカ】と【指定発行元クレカ】に分けられます。
JR系・指定発行元カードの違いは?
どちらも同じようにサービスが利用できますがJR系のカードだとグリーンプログラムが利用できます。
新幹線を利用する度にポイントが貯まり、ポイントで新幹線のグリーン車にアップグレードできます。
【1度の乗車でもらえるポイント例】
東京⇔大阪 片道90ポイント
名古屋⇔博多 片道130ポイント
【グリーン車に必要なポイント数】
「のぞみ」「みずほ」⇒1000ポイント
「ひかり」「さくら」⇒800ポイント
「こだま」「つばめ」⇒600ポイント
グリーンプログラムは一見魅力的なのですが、実は結構ハードルが高いです。
1000ポイントで「のぞみグリーン車」に普通指定席と同額で乗車できますが、東京-大阪間で1000ポイントを貯めるには6回往復が必要。
有効期限も厳しく、1月〜12月利用分のポイントは翌年6月までに使用しないと切れてしまう(利用日から1年ではない)
年末年始やお盆くらいの帰省だと、ギリギリ1000ポイントいかないくらいで有効期限が来るんですよね(T_T)

なので、
JR系のカードでグリーンプログラムのアップグレードを狙うのも1つ。
ポイントが満たない可能性があるので、JR系にこだわる必要はない。
上記のように考えるのがおすすめかな?と個人的に思います。
EX予約でおすすめのクレジットカード
ここからはおすすめのエクスプレス予約用クレジットカードをまとめます。
まず、エクスプレス予約のサービスを利用するには年会費が1,100円(税込)かかります(その分お得な料金で利用できるサービスです)
年会費がかかるクレジットカードだと「クレジットカード自体の年会費+エクスプレス予約の年会費」が必要となるのでご注意ください。
個人的には、メインカードとして利用する予定がない場合は年会費無料のカードにエクスプレス予約機能を付帯するのがおすすめです。
EX予約の指定発行元カード
年に何度も新幹線を利用しない方(東京-大阪間で年6往復以下)はポイントの使い道が幅広く高還元率なカードがある「指定発行元カード」がおすすめです。
クレジットカードの年会費+エクスプレス予約の年会費(1,100円)が必要になるので
- カードの年会費が無料のカード
- ポイントの使い道が豊富orポイント還元率が高いもの
上記の目線で選んでみました。
残念ながら、指定発行元のクレジットカードで年会費無料のものは多くありません。
指定発行元からのクレジットカードで高還元なのがリクルートカード。
- 年会費永年無料
- ポイント還元率が1.2%
- dポイント、Pontaポイントに等価交換できる
- リクルート系のサービスで利用すれば更にポイントアップ(HOT PEPPER Beauty:3.2%じゃらん:3.2%)
ポイント還元率は1.2%と業界最高水準(楽天カードは1.0%)。
リクルートポイントはそのままHotpepperビューティーやじゃらんでも使えますし、「Pontaポイント」「dポイント」に等価交換可能。
唯一のデメリットは、JCBブランドでないとエクスプレス予約機能が付帯できないため、VISAやMasterに比べるとやや汎用性が劣る点。
※もしVISAやMasterのカードを発行したい場合は、次のイオンカードも検討してみてください。
リクルートカードの場合は、順調にいけば、クレジットカード申し込みから約1ヶ月程度でエクスプレス予約利用が可能となります。
- リクルートカードからカードを発行(JCBブランドのもの)
- リクルートカードが届く(1週間程度)
- JCB『エクスプレス予約』から『エクスプレス予約』を申し込み
- 「プラスEXカード」が届く(約2~3週間後)
- 「エクスプレス予約」ホームページへアクセスし、画面の案内に従って「会員登録」すれば利用可能。
登録完了後は、EXアプリで予約して、プラスEXカードをタッチ(もしくは券売機から新幹線チケットを発行して)利用します。

リクルートカードはJCBブランドのものにしかエクスプレス予約機能を付帯できません。
VISAやMasterブランドのカードを発行したい場合は、ぜひイオンカードを。
- 年会費永年無料
- 毎月20・30日の「お客さま感謝デー」は お買い物代金が5%OFF!
- WAONポイントに変換可能(1ポイント1円)
- イオングループ以外での買い物はポイント還元率は0.5%
- イオンやマックスバリューなどイオングループでの買い物はポイント還元率1%
WAONポイントはイオンやミニストップなどで利用可能。
イオンやミニストップの利用がない場合も、電子マネー対応の自販機でWAONポイントが使えます。
イオンカード(WAON一体型)をそのままタッチするだけです。

更に、リクルートカードはJCBブランド限定でしたが、イオンカードはJCBだけでなく、VISAやMasterなど他のブランドでもエクスプレス予約が付帯できます。
好きなカードブランドで発行でき、ポイントの使い道も身近で年会費無料。
イオンカードの場合は、クレジットカード申し込みから1.5~2ヶ月程度でエクスプレス予約利用が可能となります。
イオンカード(WAON一体型)からカード申し込み
- イオンカードが届く(約2~3週間後)
- イオンフィナンシャルグループ『エクスプレス予約』から『エクスプレス予約』を申し込み
- 「プラスEXカード」が届く(約2~3週間後)
- 「エクスプレス予約」ホームページへアクセスし、画面の案内に従って「会員登録」して利用可能。
登録完了後は、EXアプリで予約して、プラスEXカードをタッチ(もしくは券売機から新幹線チケットを発行して)利用します。

現在条件達成でWAONポイント5000円分がもらえるキャンペーン中のようです。
JR系クレジットカード(JWESTカード・JR東海カード・JR九州カード)
関西・東海・九州住まいの方でグリーンプログラムを狙う場合(東京ー大阪間を年6往復以上される方)の選択肢はこちら
クレジットカードの年会費=エクスプレス予約の年会費(1,100円)なので、必要な費用は1,100円(税込)のみ。
乗車するたびにグリーンプログラムのポイントが貯まります。
デメリットは
- ポイント還元率が0.5%と低め(楽天カードは1.0%)。
- ポイント利用先が限られる(ICOCA、TOICA、SUGOKAへのチャージくらいしか使える選択肢なし)
普段ICOCA、TOICA、SUGOCAなどの乗車ICカードを利用される方は、ポイントも無駄なく利用できるのでおすすめです。
※関東住まいの方でモバイルスイカが利用できる場合は、次のビューカードも検討してみてください。
なお、乗車方法はクレカとは別で送られてくるEX−ICカードを改札にタッチ、もしくは券売機から切符を発券して利用します

カード申し込みから約3週間~1ヶ月程度で利用可能になります。
- 申し込みから約1週間でクレジットカードが到着。
- クレカ到着から2~3週間ほどでエクスプレス予約用のEX-ICカードが届く。
- EX-ICカードが届いたら「エクスプレス予約」にアクセスし、会員登録後に利用開始。
JR系のクレジットカード(ビューカード)
関東住まいの場合は、JWESTカードやJR東海カードを作っても、ICOCAやTOICA持ちでなければポイントの使い道がありません。
関東住まいでグリーンプログラムを狙う場合はビューカードがおすすめです。
ただし注意点あり。
ビューカードのエクスプレス予約(ビュー・エクスプレス特約)はモバイルスイカと紐づけて利用するのでお財布機能が付いたスマホが必要です。

券売機から切符を発行して利用する場合も必ずモバイルスイカとの事前連携が必要です。
関東住まいで
- モバイルスイカが使えない
- モバイルスイカを使いたくない
そんな方は、グリーンプログラムにこだわりがなければ、最初にご紹介した「指定発行元のカード」も検討してみてください。
ビューカードにエクスプレス予約を付帯する場合は「カード自体の年会費+エクスプレス予約の年会費(1,100円)」がかかるので年会費無料のカードを作るのがおすすめです。
年会費実質無料のビューカードは多くありません。
- 年1回の利用で年会費無料
- ビックポイント、JREポイントが貯まる
- 各ポイントはSuicaチャージにも利用可能(1500ビックポイント→1000Suicaチャージ)
- ポイント還元率は実質1%(楽天カード等と同等)
- 海外旅行傷害保険が自動付帯
ビッグカメラSuicaカードは年1回の利用がなければ年会費がかかります(524円)
ただ、エクスプレス予約の年会費で、毎年1度は利用されるため実質年会費は無料
ビックカメラのポイントが貯まるし、ビックカメラを利用しない場合もポイントをSuicaにチャージできます。
ルミネを頻繁に利用するなら、ルミネビューカードもお得に使えるカードです。
- 年会費は初年度無料、2年目からは953円(税抜)
- ルミネの買い物がいつでも5%オフ
- アイルミネも5%オフ
- たまに10%オフセール
- ポイントはルミネ商品券にも変えられる
- ポイント還元率は実質0.5%、
- 海外旅行傷害保険が自動付帯
ルミネでのお買い物が常に5%OFFなので、年間2万円以上ルミネで買い物をされる方は、年会費がそれでペイできます。
ビューカードで「エクスプレス予約」を利用する場合は「ビューエクスプレス特約」という機能を付帯します。
ビューカードはカードが届くまで10日~3週間程度かかる印象なので、エクスプレス予約利用開始まで1ヶ月~2ヶ月見ておいた方が良いです。
利用手順も少し特殊なのでこちらの記事で詳しく解説しています。
気になる方は参考にしてください。

最後に
「エクスプレス予約」に利用できるおすすめのクレジットカードについて書いてみました。
ざっくりまとめると
グリーンプログラムにこだわる場合
- 関西住まい
JWEST「エクスプレス」カード - 東海住まい
JR東海エクスプレスカード - 九州住まい
JR九州JQCARDエクスプレスカード
関東住まいでグリーンプログラムにこだわる場合
- お財布機能スマホ持ち
ビックカメラSuicaカード - お財布機能スマホなし(ポイントは捨てるつもりで)
JR東海エクスプレスカード
グリーンプログラムにこだわりなし。カードの還元率やポイントの使い道にこだわる場合
上記の選択がおすすめです(いずれも年会費1,100円のみで利用可能)
クレジットカードは一度登録すると変更するのも面倒なので、ライフスタイルの変化に左右されにくいものを選ぶのがコツです。
新幹線を頻繁に利用する方はJR系カード一択ですが、お盆や年末年始の利用くらいだとグリーン車に届かないまま毎回期限が切れてしまうので、JR系よりは普段使いしやすいリクルートカードやイオンカード(WAON一体型)付帯が個人的におすすめです(悔しい思いをしなくて済む(笑))
どなたかの参考になれば嬉しいです!
ありがとうございました。