切迫早産が事由で上の子の保育や送迎サービスを利用した場合、国から補助が受けられることがあります。
本記事ではそんな「国から補助がもらえるサポートと条件」をまとめてご紹介します。
結論から言うと、以下に当てはまるお子様は対象になりません。
既に保育園・こども園に通っているお子様
2歳以下の住民税非課税家庭ではないお子様
逆に
3歳以上の幼稚園に通っているお子様
3歳以上で保育園や幼稚園に所属せず家庭で過ごしているお子様
2歳以下の住民税非課税家庭のお子様
この場合は、補助が受けられます。
また、切迫中に頼れる施設やサポートについてはこちらの記事でまとめています。
ファミリーサポート?病児保育?という方はまずはこちらからチェックしてみてくださいね。

切迫早産で無償・補助が出るサポートまとめ
切迫流産や切迫早産になってしまい、上の子のために施設やサポートを利用する際、お住いの市区町村で「保育の必要性の認定」を受けると、サポートにかかる費用が「無料」または「補助」が出ることがあります。
以下のように条件は限定的ですが当てはまる場合は必ず申請しましょう。
3歳以上の幼稚園に通っているお子様
3歳以上で保育園や幼稚園に所属せず家庭で過ごしているお子様
2歳以下の住民税非課税家庭のお子様
対象施設や金額・条件はこちらです。
認可保育園 | 3-5歳 無料 0-2歳 無料(住民税非課税家庭のみ) |
---|---|
認定こども園(保育利用) | 3-5歳 無料 0-2歳 無料(住民税非課税家庭のみ) |
認定こども園(幼稚園利用) | 3-5歳 無料 |
幼稚園 | 3-5歳 月額2.57万まで無料 |
預かり保育 (幼稚園・こども園) |
3-5歳 日額上限450円×利用日数 (月上限1.13万まで無料) |
★認可外保育園 | 3-5歳 月額3.7万まで無料 0-2歳 月額4.2万まで無料(住民税非課税家庭対象) |
★保育園一時保育 | 3-5歳 月額3.7万まで無料 0-2歳 月額4.2万まで無料(住民税非課税家庭対象) |
★病児保育 | 3-5歳 月額3.7万まで無料 0-2歳 月額4.2万まで無料(住民税非課税家庭対象) |
★ファミリーサポート | 3-5歳 月額3.7万まで無料 0-2歳 月額4.2万まで無料(住民税非課税家庭対象) |
★ベビーシッター | 3-5歳 月額3.7万まで無料 0-2歳 月額4.2万まで無料(住民税非課税家庭対象) |
※市町村に届出済の国の基準を満たした施設・サポートに限ります。
例えばこんな使い方ができます
切迫が理由で幼稚園の預かり保育を利用すると補助が出る
- 日額上限450円×利用日数。月上限1.13万まで無料
仕事をしていなくても無料で保育園に預けられる
- 3-5歳の場合は認可保育園は無料、認可外保育園の場合は月額3.7万まで無料
- 0-2歳の住民税非課税家庭の場合、認可保育園は無料、認可外は月額月額4.2万まで無料
基本は家庭で過ごしているが、たまに保育園の一時保育やベビーシッターを利用
- 3-5歳の場合は合計3.7万まで無料
- 0-2歳の住民税非課税家庭は合計4.2満まで無料
「幼稚園に通っているお子さん」や「家庭でお子さんをみているご家庭」「住民税非課税家庭の方」は、こういった使い方ができます。
なぜ保育園やこども園所属は補助がもらえないのか?
既に「保育園やこども園所属のお子さん」は切迫が理由でファミリーサポートなどを利用しても補助は出ません。
なんでやねん。ずるい。
そう思いますよね。
3-5歳のお子さんは月額3.7万まで。
0-2歳の住民税非課税家庭のお子さんは月額4.2万まで。
これは、保育園・こども園の平均保育料と同じ金額なんです。
既に保育園やこども園を利用されている方は幼保無償化で3.7万の枠を使っているからなんですね。
じゃあなんで幼稚園も無料なはずなのに補助が出るの?
理由は「幼稚園の補助金額は2.57万」で、保育園の金額よりも安いから。
「保育園の平均金額3.7万」ー「幼稚園補助の2.57万」=差額1.13万
どうして0-2歳までは補助が限定的なの?
また、お子さんが0-2歳の間は、住民税非課税世帯であれば月額4.2万までの補助があります。
生計を共にしている世帯人員全員が以下に当てはまる世帯
- 生活保護受給者
- 前年の合計所得額が135万円以下の、未成年者や障害者、寡婦、寡夫(令和2年以前は125万以下でしたが変更)
- 前年の合計所得額が、居住地の自治体の条例で定められた額面以下の方
補助はあるけど、かなり限定的
でも、上の子が2歳あたりの時期に切迫になるのが一番大変だし、2人目を考える場合も2~3歳差が多いですよね。
ここで4万ほどの補助が出れば、もっと気軽にベビーシッターが利用できたり、一時保育も利用しやすくなるのに。
★マークは併用が可能。ただし合算しての計算になります
表で★マークを付けさせていただいたこちらのサポート
★認可外保育園 | 3-5歳 月額3.7万まで無料 0-2歳 月額4.2万まで無料(住民税非課税家庭対象) |
---|---|
★保育園一時保育 | 3-5歳 月額3.7万まで無料 0-2歳 月額4.2万まで無料(住民税非課税家庭対象) |
★病児保育 | 3-5歳 月額3.7万まで無料 0-2歳 月額4.2万まで無料(住民税非課税家庭対象) |
★ファミリーサポート | 3-5歳 月額3.7万まで無料 0-2歳 月額4.2万まで無料(住民税非課税家庭対象) |
★ベビーシッター | 3-5歳 月額3.7万まで無料 0-2歳 月額4.2万まで無料(住民税非課税家庭対象) |
ただし、前述したようにお子さん1人あたりの補助金額は上限が決まっています。
3-5歳のお子さんは月額3.7万まで。
0-2歳の住民税非課税家庭のお子さんは月額4.2万まで。
すべて合算して3.7万以下(非課税家庭0-2歳は4.2万)が無料になります。
もちろん、既に保育園・こども園に通っている場合は★マークの補助は受けられません。
また保育の必要性の観点から「預かり」をメインとした補助のため、ファミリーサポートの送迎のみ利用は補助が出ません(預かりも一緒ならOK)
頼れるところはうまく頼って安静にしよう
切迫流産や切迫早産が事由でサポートを利用した際に幼保無償化で出る補助金についてまとめました。
え?切迫でファミサポとか使っても補助金出るの?
ウキウキで私も調べてみましたが
そんなに甘くはなかった。
3-5歳のお子さんは月額3.7万まで。
0-2歳の住民税非課税家庭のお子さんは月額4.2万まで。
これらのサポートはその上限の範囲内で無料となります。
認可保育園 | 3-5歳 無料 0-2歳 無料(住民税非課税家庭のみ) |
---|---|
認定こども園(保育利用) | 3-5歳 無料 0-2歳 無料(住民税非課税家庭のみ) |
認定こども園(幼稚園利用) | 3-5歳 無料 |
幼稚園 | 3-5歳 月額2.57万まで無料 |
預かり保育 (幼稚園・こども園) |
3-5歳 日額上限450円×利用日数 (月上限1.13万まで無料) |
★認可外保育園 | 3-5歳 月額3.7万まで無料 0-2歳 月額4.2万まで無料(住民税非課税家庭対象) |
★保育園一時保育 | 3-5歳 月額3.7万まで無料 0-2歳 月額4.2万まで無料(住民税非課税家庭対象) |
★病児保育 | 3-5歳 月額3.7万まで無料 0-2歳 月額4.2万まで無料(住民税非課税家庭対象) |
★ファミリーサポート | 3-5歳 月額3.7万まで無料 0-2歳 月額4.2万まで無料(住民税非課税家庭対象) |
★ベビーシッター | 3-5歳 月額3.7万まで無料 0-2歳 月額4.2万まで無料(住民税非課税家庭対象) |
なので、保育園やこども園に既に通っているお子さんは関係がありません。
3歳以上の幼稚園に通っているお子様
3歳以上で保育園や幼稚園に所属せず家庭で過ごしているお子様
2歳以下の住民税非課税家庭のお子様
この3つに当てはまる場合は、上限金額までの間は無料となるということですね。
ママが切迫で自宅安静や入院になった際「上の子」のサポートが必須です。
ただでさえ、検診も頻繁に行かないといけないし、入院したらお金かかるし、上の子のサポートも必要でお金飛ぶし、
妊娠出産って本当にお金がかかる(T_T)
切迫はストレスだらけの環境でもあるので、頼れるところはうまく頼って少しでも家族が楽しくラクに過ごせる選択をしてくださいね。
補助金は出なくても、自治体のサポートや施設は比較的安価で利用できます。

あと、既に「切迫診断」されている方がほとんどだと思いますが
もしも
まだ切迫診断されていない。
保険適応の診療をこの妊娠中に受けていない。
入院になったらなんやかんや1ヶ月10~15万円ほどかかります。
コープ共済の保険の営業さんとお話しましたが、
- 前回切迫早産や早産で出産していても加入できる
- 妊娠中でもまだ切迫の診断(保険適用の診療)を受けていない場合は加入できる
このような感じだったので、やはり入っていた方が安心かも。
また、切迫の悩みをまとめた記事も書いています。
参考にしてくださいね。

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