世の中を席巻しているホットクック様。
毎日ご飯を作るのに嫌気がさし「入れるだけで料理ができる」という魔法の鍋に私も心を惹かれたのでした。
ただ、サイズが難しい。
高いし使いこなせるか不安。
そして結果。。。
5万もするお宝が持ち腐れる未来がはっきり見えた。。
ホットクックは絶賛される記事も多く「快適な炊事ライフ」を夢見て購入される方も多いかと思います。
そんな中、少数ではありますが
「使いこなせなかった主婦の声」
ということで、本記事を綴らせていただきます。
ホットクックの時前イメージ
ホットクックを使ってみる前までの私のホットクックイメージを挙げます。
- 初心者でも料理らくらく
- ほったらかしでごはん作ってくれる
- 無水調理で激ウマ
- バカでかい。場所を取る
- 片付けパーツが多い
なんというか、
「うまくて簡単なのは間違いない」
ただ
「場所確保と片付けがどれだけ大変かを知りたい」
そんな理由でレンタルをしてみたのでした。

お試し2週間レンタルして向き不向きを確認しました
きたきた~

お試し期間は2週間。
楽しみにしていたので、鼻息荒くいろいろな料理に挑戦しました。
材料を投入してスイッチポン。

できた~!!

うんうん。美味しい美味しい。
意外と自分で芋を蒸すのめんどくさいんだよね。

ホットクックなら簡単簡単。甘い甘い。
材料を投入してスイッチポン

できた!

簡単でおいしい~♪
その他にも、、、
ローストポーク

イワシの煮物

実際に使って感じたイメージとのギャップ
ホットクックを2週間みっちり使って感じた事前イメージとのギャップを綴ります。
ホットクックは魔法の鍋ではない
- 初心者でも料理らくらく
- ほったらかしでごはん作ってくれる
このイメージをお持ちだったら、ギャップがあるかもしれません。
材料さえ入れてスイッチポンすればすべての料理ができあがるわけではない
豚肉・卵・ダシ・玉ねぎを入れておけばカツ丼ができるとか
そんな四次元ポケットから出てきそうな家電ではない。
材料入れてスイッチポンで完成するのは「ほんの一部の料理」です。
パスタもできるのですが、湯を沸かして音が鳴ったらパスタ投入して具材入れてスープパスタに。
ん??これって普通のなべだ。。
ホットクック専用ミールキットを使えば、材料を入れてスイッチポンでも完成しますが
あくまでもホットクックは無水電気鍋です。
圧力鍋でもない。
「STAUBなどの無水鍋の電気版」+「混ぜ混ぜもしてくれる」
くらいで考えていた方がギャップが少ないと思います。
すべてが無水になるわけではない
「無水調理で激ウマ」
このイメージが強く、とにかくいろんな料理が無水でできると思っていました(笑)
玉ねぎ、トマト、セロリなど水分を多く含む材料を使うと無水でいけます。
そうでない場合は、お酒など水分が必要。

蓋でがっちり閉められていて酒が飛ばないので、お酒風味が強め。
全ての料理が無水でできるわけではない
これも事前イメージからの大きなギャップでした。
時短家電ではない
「ラク」「簡単」とセットで「時短」と思いたくなるのですが、ホットクックは時短家電ではありません。
水からスープを作ろうとすれば、お湯が沸くまでに20分近くかかります。
そこから野菜を煮込んでいくので、スープを作るのに1時間弱かかります。
ホットクックの売りはあくまでも
ほったらかしても大丈夫
というところです。
焼きはできるが苦手
ホットクックメニューの中には、回鍋肉などのレシピもあるのですが、どうしても水分が飛ばないので煮物ぽくなる。
焼きはできるが得意ではない。
ということが多かったです。
実はレパートリーはそれほど多くない
ホットクックさん。
メイン料理になりそうなレパートリーは実はそれほど多くありません。
煮物か煮込み料理が多いんです。
酢豚とかあるけど、結局揚げた豚とかは用意しなくちゃいけないし、それならフライパンでちゃっちゃと炒めた方が早い。
材料入れてスイッチポンでできるのは、煮込み料理がほとんど。
ホットクックは手動使いに乗り出してこそ使いこなせる
前述しましたが、ホットクックを付属レシピに沿って料理する場合、レパートリーは多くありません。
恐らく
- 無水カレー
- シチュー
- ローストビーフ
このあたりを作るだけの機械になります。
ホットクックを本当に使いこなしている方は「手動使い」に乗り出されている方ばかりです。
手動使いは想像力が必要
ホットクックを楽しむ玄人方のブログを読ませていただくと皆同じことが書かれてあります。
- 野菜の組み合わせを想像する
- 出来上がりイメージを想定し、水分が少ない野菜なら必要そうな水分を足す
- 味噌、塩、醤油などの塩分を総重量の0.6%量を計算して投入
- 野菜から甘みが出るので砂糖はいらない
- 普通に鍋で調理するのと同じ時間をホットクックの手動コースで煮る
すると、
素材の味が引き立った美味しい料理ができあがる♪

めちゃくちゃ想像力必要やんけ!
もちろん、公式ホットクック専用レシピもあります。
ただホットクック愛用者の勝間和代さんも書かれていたのですが、正直普段使いのレシピではないんですよね。
そして塩からくてあまりおいしくない(ごめんなさい)
素材のマリアージュを考えて、塩分量を0.6%になるように調整して、手動コースを楽しめるようになって初めて、好みの料理が作れるようになる
=ホットクックが使いこなせる
というのが私の結論です。
ホットクックが向いてる人向いてない人
いろいろ書いてきましたが、私が思うホットクックが「向いている人」「向いていない人」はこんな感じです。
ホットクックが向いてる人
- 煮物が好きな人
- 低温料理がしたい人
- シチュー、カレーなどの煮込み料理をよくする人
- 味のイメージをするのが上手な人
- 野菜をたくさん食べたい人
- 時間がかかっても美味しい料理が食べたい人
- 料理が好きな人
- コンロが少ない人
- 離乳食を作っている人
ホットクックの魅力は「ほったらかしで調理できる」点ですが、メイン料理に使えるレシピは限られます。
ラクしたい人、子供から目を離せない人。。。というよりは
- 週にシチューやカレーを1度は作る人
- お料理が好きな人
また、ホットクックで作る料理は本当にわかる人には美味しいらしいです。
素材のうまみが生かされているらしい(他人事ですみません)
なので、
- 味がしっかりわかる人。
- 時間がかかっても美味しい料理を食べたい人
そしてクッタクタに野菜を煮込んでくれるので
- 離乳食を作っている人
そんな方にも向いていると思います。
向いてない人
- 煮物がそれほど好きではない人→私
- 魔法の鍋を探している人→私
- そこそこ何でもおいしく感じる人→私
- ラクしたい人→私
一言で言うと
そこそこの味でも美味しく感じられて、何でも勝手に作ってくれる魔法の鍋を探している人
最後に
ホットクックを検討されている方に向けて「使いこなせなかった例」として、本記事を綴らせていただきました。
レンタル後に感じた点としてはこちら。
- 何でも作れる魔法の鍋ではない
- 全てが無水調理できるわけではない
- 時短ではない
- 焼きは苦手
- レシピで日常使いできるメニューは意外と少ない
ホットクックは初心者よりも、どちらかというと料理が好きで味もしっかりわかる玄人向け家電ではないか?
というのが私の率直な感想です。
「便利さ・置き場所・手入れ方法・価格」を天秤にかけて魅力に感じるか感じないか。
私の場合は、意気揚々として挑んだものの
無水カレー!
イエイうまい♥
じゃあ次は、ローストポーク!うまい!
リゾット旨い!
。。。
次はーえーと。
無水カレー!
えーと。。
。。。
メインで作りたいものがない!
副菜作るならレンチンで作るほうが洗い物も少ないし時間も短いし、私、味もそんなわからないし。。
とにかく
「カレー・シチュー専用の5万円もする場所を取る機械」
そんな未来が見えてしまったため、レンタルでホットクックとのお付き合いは終了いたしました。
ちなみにレンタル家電は結構楽しかったです。
特にホットクックは大きいので、欲しくてもサイズ感等、迷う場合もあると思うのです。
足りるかな?でも置けるかな?等。。
特にサイズは注意!
置けても蓋を開けたらギリギリだったりもします。

使い勝手見るにもレンタルもおすすめですよ♪
