私は切迫で6ヶ月の自宅安静生活を送りましたが
最初にストレスを感じたのは夫。
切迫でトイレとお風呂以外寝たきりを指示されているのに
毎日の買い物を指示するのは全部私
なんで自分で考えてくれないのだろう?
その辺にいろいろ散らばったまま。。
自動的に片付くとでも思ってるのかな?
何となく帰宅後に不機嫌だったり。
ゴロゴロしたくてしてるんじゃないよー
飲み会や遊びに行かれたり。
私ばっかりしんどい思いしてモヤモヤ
おーい夫!ちゃんと理解してくれてるのかー!?
吐き出す場所もないので、ノートに悪口書きまくってました(笑)
そんな状況だったのですが
ある時から旦那がびっくりするくらい変わりました。
本記事ではそんな「旦那の理解がない」とお悩みのママさんに向けて
「我が夫。これしたらちょっと変わったよ体験談」を綴ります。
どうして旦那が理解してくれないのか?
どうして旦那の理解がないのか?
私の経験から、話したはずなのにイマイチ協力的でない場合は
- 自分の子ができたと実感がない。
- 「何とかなるんでしょ?」「命は助かるでしょ」と正直思ってる
恐らくこの2点が原因です。
逆にここを解決すると、旦那さんが変わる可能性も大。
我が家の夫もこの2点を理解してもらうと、本当に変わりました。
我が旦那はこうしたら理解してくれたよ体験談
我が家の場合は具体的に
早産リスクについて『正しく』説明した。
一緒に検診に行って、動く赤ちゃんのエコーを見てもらった。
この2つを実践して、旦那が変わりました。
早産リスクについて『正しく』説明した。
まず、切迫の怖さを旦那さんに『正しく』説明してみてください。
ネットで調べると「切迫でしたが大丈夫でした」なんて方も沢山いらっしゃいます。
でも、29週で出産になってしまった私からすると
切迫って本当に怖いです。
22週までに赤ちゃんが出てしまったら、赤ちゃんは生きていけません。
一方、22週以降に生まれた場合は生存の可能性が出てくる。26週を超えると生存率は90%以上にまで上がると言われています。
ただし
早く生まれた赤ちゃんほど、重篤な障がいが出現する可能性が高くなります。
1000g以下で生まれた6歳児451名のうち、以下の確率で障がいが認められるという研究発表があります。
- 17.3%に脳性麻痺
- 2.4%に視力障害(両目、片目失明)
- 3.2%に聴力障害
- 26.6%に知能、発達遅滞
参照:上谷良行、厚生労働科学研究「周産期母子医療センターネットワークによる医療の質の評価と、フォローアップ・介入による改善・向上に関する研究」
現代の医療で命は助かるようになってきたけれど、障がいリスクはまだまだ高いのが現状です。
1000g程で生まれてきた息子も、生まれたばかりの頃は管だらけでした。
入院3ヶ月で無事に退院しましたが、5歳現在「発達障害グレー」で療育に通っています。
仲良くしているNICU卒業生の子もみんな元気ですが、やはり軽い脳性麻痺や発達障害の子もいます(約半数)
「無事に退院できて良かったね~!」
当時は「万事解決!」な気持ちになっていましたが、成長するにつれ
やはりいろいろ出てくるのだな
と思います
医学の進歩で命が助かるようになったけれど、やはり障がいのリスクは高いんです。
「早産の兆候があるから安静にしなきゃいけない」とただ伝えるよりも
事の重篤さをしっかり旦那さんと共有して理解してもらう
それが大切です。
一緒に検診に行って、動く赤ちゃんのエコーを見てもらった
一緒にお腹の中で動く赤ちゃんを見てもらうのも効果的でした。
やはり「赤ちゃんができた」と言われても、男の人は実感が沸きにくいのは事実。
実際にお腹の中で動く新しい命を目の当たりにして始めて実感できるのかもしれません。
コロナ下で難しいかもしれませんが、検診に一緒に来てもらったり、動くエコー画像を一緒に見るなどして「自分の子供ができた」と感じてもらうのは効果的です。
余談 夫に期待しすぎないことも大切
切迫で自宅安静中は、夫に期待しすぎないことも大切だと思いました。
夫は変わってくれましたが、それは「理解を示してくれるようになった」というだけ。
やっぱりいろいろ出しっぱなしだったり、夫に対してイライラすることはありました。
でも
完璧を求めすぎない。全部を任せない。
最初は、買い物やごはん、家事も全て旦那に任せていたので
家事のやり方が気になったり、
頼んだものと買ってきてくれたものが違ったり。
お願いしている身ではあるのですが、指摘したりしてしまっていました。
冷凍弁当やネットスーパー、生協など今は様々なサービスがあります
溜まってカピカピになった食器類
鼻をかんでその辺に転がったままのティッシュ
机に出しっぱなしのドレッシング
濡れたタオルが洗濯機に放置
洗濯物の雑な干し方
水浸しのキッチン
ついつい小言を言いたくなりますが「暮らせるだけでOK」だと思う。
喧嘩を避けるためにも、自分ルールを押し付けない事が大切だと思いました。
旦那さんも1人。
2人でやっていた仕事を完璧にこなすのは難しいです。
掃除や家事だったら産前産後サポーターとか家事代行とか。
食事もミールキットや宅食に頼む。
買い物はネットスーパーか生協を利用する。
ただでさえしんどい思いをしているのでお金で解決するのも大切です。
最後に
切迫早産なのに旦那の理解がないとお悩みのママさんに向けて「我が家の夫がこれでちょっと変わったよ体験談」を綴らせていただきました。
全てのパパさんに効果的かはわかりませんが
早産リスクについて『正しく』説明する
一緒に検診に行って、動く赤ちゃんのエコーを見てもらう
この2点、ぜひトライしてみてください。
正直なところ、私も
早く生まれても医学の進歩で命は助かるんでしょ?
なんてぶっちゃけ思ってましたね。
ママの私もそうなので、何の変化もない旦那さんはもっとそうです。
やっぱりお医者さんに言われたまま伝えるだけでなく、ちゃんと理解してもらうことが大切だなーとしみじみ。
そして、切迫中は夫の負担が大きくなるのは間違いありません。
理解を示してくれるようになっても、全部うまくやってくれるとは限らない。
夫に期待しすぎないこと。
買い出しや食事の準備が大変であれば、生協や宅配弁当、ウーバーイーツなど便利なものがたくさんあります。
頼りましょう。
家事代行だってたまには使っても良いと思います。