本記事では
- 切迫流産や切迫早産の安静解除の目安がよくわからない
- 仕事復帰すべきか悩んでいる
- 安静解除されたが、体のしんどさが続いている
そんな方に向けて、私の体験談と、実際に感じたことを綴ってみます。
大きな悩みだったのが「仕事復帰の目安やタイミング」
もーーーー悩みますよね。絶対大丈夫なんて保証はないですもん。
私も先生と相談して仕事復帰のタイミングを決めましたが、復帰して感じたのはこの2点。
- 復帰目安に正解はない
- 体調が不安定な中での復帰は双方にとってよくない
これらのことから私は
安静解除になっても体調不安があるなら、そのまま安静継続すべき
という考えです。
切迫流産(切迫早産)の安静解除と仕事復帰の目安は?
切迫流産や切迫早産の安静解除目安ってあるのでしょうか?
検索してみると
出血が収まったから安静解除
頸管長が25㎜以上なのでひとまず安静解除
お腹の張りがひどくないので安静解除
リスクが下がる34週〜36週あたりで解除
ただ、、
切迫って安静解除になっても繰り返すことが多いんですよね(T_T)
結局34-36週くらいまでは本当の安静解除は難しいのかな?という印象です。
なので
復帰目安に正解はない。
私も、出産までに2回休職と復職を繰り返しています。
1回目は、出血が止まったから復帰。でもすぐ大出血してまた休職。
2回目は、私が「復帰したい」と先生に言ったから復帰。19週で陣痛がきてしまい休職。
2回目の切迫復帰時は、目に見える症状は問題なさそうだったんです。
- 頸管長は常に30㎜くらいで安定。短めだけど問題なし。
- 出血も止まって安定している。
でも
5分立ってるだけでお腹が張って痛い(10週くらいからずっと)
先生は私の「身体の辛さ」や「どうしたいか」をくみ取って念のために切迫診断をしてくれていました。
だから切迫診断も安静解除目安も人それぞれです。
そして、先生と相談して復帰した私ですが、怖い思いもしたので次で体験談を綴ります。
切迫流産の安静解除から仕事復帰した体験談と感想
安静解除から仕事復帰した体験談と感想を綴ります。
- リアルにお腹の赤ちゃんがいなくなるリスクがある
- 中途半端な仕事復帰は双方にとって良くない
次で解説していきます。
リアルにお腹の赤ちゃんがいなくなる可能性がある
やはり「お腹の赤ちゃんの命は自分次第」だと感じました。
最初の復帰は妊娠10週を超えた頃。続いていた出血が止まったので仕事復帰。
毎日会社から確認電話がかかってくる状態で、仕事がすごく気になっていました。
そしたら復帰初日の帰宅電車で大出血。ズボンの膝まで真赤になるくらいでした(泣)トイレに駆けこむと下着に大きな塊が。大号泣でビニール袋に入れて救急へ。
もういなくなっちゃったかな。。。
そう思っていた私の目に入ってきたのは、元気にピョコピョコ動く赤ちゃん。
ああ、やっぱりちゃんと安静にしよう。
そう考えて、更に1カ月安静生活を送ることになりました。
ただ、懲りずにまたやります。。だって仕事が気になるんですもん。。
出血も止まり安定期に入ったので先生に「復帰したい」と伝え仕事復帰しました。
お腹が痛くて休憩時間は横にならせてもらいながら仕事をこなす。そんな毎日を1ヶ月続けた妊娠19週頃。
夜寝ていると、8分置きに20秒くらいお腹がキューっと定期的に張る感覚が。2時間耐えても変化がないので産婦人科に電話をかけると
「なんですぐ来なかったの?それ陣痛になっちゃうわよ。早く来なさい!」
どうやら、定期的な張りは陣痛の予兆のようで。
注射を打って定期的な張りは収まりましたが、この頃19週。
生まれても、命は助かりません。
これを機に、そのまま休職→産休に入ることになりました。
※先生に診断書を書いてもらえれば、休職から産休は可能です。
その後、安静にしていましたが予定よりも2ヶ月半も早く出産しています。
赤ちゃんの命は自分次第。
私の判断が赤ちゃんの命に直結するのをリアルに感じました。
中途半端な仕事復帰は双方にとって良くないと思った。
迷いながらの復帰でしたが「中途半端な出社は双方にとって良くない」と感じました。
出社すると「普通に働けるじゃん」となる。
同僚も優しい言葉をかけてくれますが、やはり人間。
働けそうな人が目の前にいるのに、その負担が自分たちにくるので、気持ちが複雑なのは当たり前です。
風当りが強いこともあったし、こちらも申し訳なさもあり無理します。
やろうと思ったらできる分、やり出すときりがなく残業もしていました。
でも、いつまた会社に来れなくなるかわからないので「どこまで仕事を任せてもらうか」悩む日々。
とにかく気持ちも仕事も中途半端。迷惑を最小限にしたくて復帰したけど、結局迷惑をかけることになりました。
目に見える切迫早産兆候が解消されても、
- 腹痛だったり体のしんどさが続いている
- いつまた安静生活になるかわからない状況
そんな場合は、休ませてもらうのも大事だと思います。
出社したりしなかったりを繰り返すよりは「きっぱりとそのまま産休に入って、新しい人を用意してもらう方が双方にとって良い」と、途中復帰して感じました。
最後に 後悔のない選択を
切迫中に仕事復帰した体験談を綴りました。
- 復帰目安の正解はない。
- 切迫は赤ちゃんの命にリアルに関わる異常な状況。
- 中途半端な仕事復帰より、きっぱり休む方が良かった。
この3つがお伝えしたいことです。
今振り返ると、なんであんなに「仕事行かなきゃ!」と思っていたのかわかりません。今、目の前にいる息子がいなかったかもしれないと思うと、ゾッとします。
ただ、あの頃は「実感のないお腹の子」よりも「目の前の仕事」が大切でした。
とにかく「休めない」と決めつけていました。
今であれば、もう少し実感を持って捉えられるので、以前ほど無理しないと思います。
また、「妊婦はしんどいものだ」と思い込んでいたのもあります。妊婦はお腹が張ることもあるし、気持ち悪いし、しんどいものだ。
そんなものだ。我慢できるものだ。私だけじゃない。
そんな意識があったので、この状況が「異常」だとしっかり認識できていませんでした。
切迫になると「いつ安静解除になるんだ??」と焦る気持ちがあると思います。
ただ、切迫って「絶対これだったら大丈夫」という明確な目安はない。
私のように、目に見える症状は改善して大丈夫そうに見えても、2ヶ月半も早く陣痛が来て突然出産になってしまうこともある。
やはり「できるだけ安静にしてほしい」というのが私の本音です。
最初は「きっぱり休んだ方が良い」という内容の記事にしたかったのだけど、状況は「人それぞれ」
「後悔のない選択を」としか言えません。
切迫の安静解除目安って本当に曖昧なので、自覚症状がなければなおさら悩んでしまうと思います。
ただ、
体がしんどいのであれば、その声に従うのも大切です。
早産でも命が助かることは増えました。
ただ、妊娠後期で完成する「肺」や「目」については、何らかの障害が残る可能性があります。
責任感が強い女性ほど、仕事を休むことが難しいかと思います。
ただ、そういった「子供へのリスク」も念頭に置いて後悔のないように判断してくださいね。
お役に立てる記事になったかはちょっと不安なのですが、何らかの参考になれば嬉しいです。
