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子どもの海外旅行保険をどうするか問題|家族特約クレジットカードを組み合わせています

当ページのリンクには広告が含まれる場合がありますが、紹介しているサービス・製品はどれも自ら選定したものです。

我が家は夏休みに子供を連れて海外のサマースクールに参加しています。

大きな悩みが、子どもの海外旅行傷害保険をどうするか?

クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険は基本的にカードを所持している人が対象

家族も補償対象となる「家族特約」付きカードは年会費が高いものが多いです。

我が家も「家族特約カード」を持っていなかったので、子どもだけ別途保険に加入して海外に行っていました(たびともを利用しました)

ただ、サマーキャンプになると期間が長く料金もそれなりにします。

※マレーシア・シンガポール地区で18日間で約1万円/1人(最低限の保証)でした。

ゆる子
ゆる子
他社も比較しましたが大体同じくらいの価格帯

一回きりの旅行であればそれで良いですが、我が家は子供が小学生のうちは毎年アジア圏のサマースクールに入れる予定。

ということで、コツコツ「家族付帯カード」に切り替え

今年からクレジットカードの保険だけで済ませられるようになりました。

同じように「毎年子供と海外を考えているけれど、保険はどうしよう?」という方に向けて「我が家はこんな風にしてるよ!」と一例としてブログにまとめてみます。

子どもの保険をクレジットカード付帯に任せて大丈夫?

まず心配なのが「子どもの保険をクレジットカードにまかせて大丈夫?」という点だと思います。

子供の海外旅行保険に望むことは、

  • 何かあった時にスムーズに助けてもらいたい。
  • 費用を心配することなく治療したい。

この2点だと思うのです。

クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険は

三井住友海上や損保ジャパンに委託していることが多い。

何かあれば、三井住友か損保ジャパンのアシスタンスサービスに連絡するパターンが多い(もちろんカード会社による)

一般の海外旅行保険とほぼ同じ内容の補償を受けることができます。

問題は疾病・傷害治療の補償額が低めな点

  • クレジットカードの補償額は1枚あたり200~300万のものが主流。
  • 保険会社の海外旅行傷害保険は一番安いプランで1000万が主流。

ただ、クレジットカードの海外旅行傷害保険は、疾病・傷害の治療費用補償額が合算できます。

【合算例】

Aカード 300万
Bカード 250万
Cカード 150万
ーーーーーーーーー
合計   700万

あとはどのくらいの補償が必要か?

ゆる子
ゆる子
東南アジアの治療費はこんな感じ

【東南アジアの場合】

・タイで骨折。入院・リハビリで100万円

・マレーシアの留学エージェントによると、今までのお客さんで一番費用がかかったのが150万円(入院・手術)

私は、アメリカ以外の国であれば、補償額が700万~800万ほどあれば大丈夫という考えです(あくまでも私の考え)

700~800万の補償金額であれば、クレジットカードを3枚ほど合算することで調整可能です。

何かあった時は

  1. メインのキャッシュレス対応のクレジットカード付帯保険を利用。
  2. 足りない分は後日他のクレジットカード付帯保険へ請求する。

上記の方法が取れます。

クレジットカード付帯の保険と保険加入の違いは?

保険会社の海外旅行傷害保険と、クレジットカード付帯の保険の違いは

保険会社の海外傷害旅行保険
  • 治療費用の補償金額が高い
  • 携行品、遅延補償、救援者費用、賠償責任補償などの他の補償が手厚い
  • 期間が長ければ長いほど金額が上がる
クレジットカード付帯の海外旅行保険
  • 利用付帯カード(旅行代金をクレジットカードで事前決済が必要)が多い。
  • 補償期間が長い(出発から帰国まで最大90日間の補償が多い)

こうやって比較すると、クレジットカードの保険は1枚1枚のパワーは弱いけれど、

合算することで一般の海外旅行傷害保険とほぼ同じ内容の補償を受けることができる。

更にメリットは

補償期間が90日と長い。

サマースクールなど中長期で滞在することが多い場合は、クレカの補償3ヶ月間というのはかなり効いてきます。

上記の理由から我が家は家族も対象になる「家族特約」のあるカードで対応しています。

「家族特約」付帯のクレジットカードとは?

クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険は、通常はカードを所持している人が対象です。

ただ、本人の家族も補償対象になるのが「家族特約」のついたクレジットカード。

年会費がかかるものがほとんど。また、利用付帯カードの場合は、家族の旅行代金の一部をカードで支払うことで保険が有効となります。

【利用付帯とは】
航空機のチケット代やツアー代金、公共交通乗用具(公共交通機関)を使った家と空港の移動などの旅費を、対象のクレジットカードで支払うと適用される保険のこと。

通常、クレジットカードの保険を有効にするには、夫の航空券は夫のカードで、妻の航空券は妻のカードでと分けて決済が必要。

それが「家族特約」のカードであれば、本会員か家族カードで家族分まとめて決済すれば全員保険適用可なことが多くとても楽です。

家族特約のあるクレジットカード選択肢

「家族特約」のあるクレジットカードは年会費が数万~10万以上するブラックやプラチナカードが多く、正直なところ我が家が選べるカードに選択肢はほぼありませんでした。

我が家が使っているのはこの3つ。

  1. セゾンゴールドプレミアムカード
  2. 三井住友プラチナプリファードカード
  3. SBIプラチナデビットカード

それぞれのカードについて我が家が魅力に感じた部分を厳選して解説しています。

細かいところが知りたい場合は、公式ページでチェックしてください。

①セゾンゴールドプレミアムカード

  • 年会費11,000円(税込)。家族カード1,100円(税込)
  • 年間100万の利用で翌年以降年会費が永年無料(本会員・家族会員とも)
  • 映画が1,000円で見られる。
  • 利用付帯
  • 海外旅行傷害保険は損保ジャパンに委託

保険は利用付帯ですが、往復航空券だけでなく現地でのGrabやUber利用も対象となります。

キャッシュレス診療対応。緊急アシスタンスサービスは損保ジャパンが引き受けています。

補償内容 本会員 本会員のご家族
傷害死亡・後遺障害 1,000万円 1,000万円
傷害治療費用 300万円 300万円
疾病治療費用 300万円 300万円
賠償責任 2,000万円 2,000万円
携行品損害 20万円 20万円
救援者費用 100万円 100万円
航空便遅延 乗継遅延費用 なし なし
出航遅延/欠航
搭乗不能費用
なし なし
受託手荷物
遅延費用
なし なし
受託手荷物
紛失費用
なし なし

とにかく年間100万円を使ってしまえば(本会員・家族カード合算OK)翌年から年会費が永年無料になるので、持っていて全く損のないカード。

映画1000円も何気に嬉しいし、そのままメインカードとしても十分使える内容です。

欠点が見つからないので家族特約が欲しければまず作っておくべき(このカード以外実質無料の家族特約カードはないと思います)

我が家も最初はこのカードをメインカードにして年会費永年無料を目指しました。

セゾンゴールドプレミアムカード

②三井住友プラチナプリファード

  • 年会費33,000円(税込)家族カード無料
  • SBI証券の積み立て投資でポイントが貯まる。
  • ポイント還元率1%+店舗ごとにボーナスポイントあり
  • 利用付帯
  • 海外旅行傷害保険は三井住友海上に委託

補償内容は「本会員・家族カード会員」と「18歳未満家族」の内容が違うのでそこは注意が必要。

こちらも利用付帯。航空券購入時に主に利用しています。

キャッシュレス診療対応。緊急アシスタンスサービスは三井住友海上が引き受けています。

補償内容 本会員・家族カード 本会員のご家族(18歳未満)
傷害死亡・後遺障害 最高5,000万円 最高1,000万円
傷害治療費用 300万円 200万円
疾病治療費用 300万円 200万円
賠償責任 5,000万円 2,000万円
携行品損害(1年間) 50万円 50万円
救援者費用(1年間) 500万円 200万円
航空便遅延 乗継遅延費用 なし なし
出航遅延/欠航
搭乗不能費用
なし なし
受託手荷物
遅延費用
なし なし
受託手荷物
紛失費用
なし なし

我が家の場合、SBI証券で積み立て投資でもらえるポイントで年会費がペイできていたのですが、改悪したため積み立て投資だけで年会費がまかなえなくなりました。

よく使う店舗のポイント還元率が高いので、メインカードとして使っていますが、損益分岐点を見極め中。

今後やめるかもしれませんが「家族特約」は欲しいのでしばらくメインカードとして継続予定です。

三井住友プラチナプリファードカード

③SBIプラチナデビットカード

  • 年会費11,000円(税込)
  • 海外旅行傷害保険が自動付帯
  • 疾病・ケガの補償金額が高い。
  • 飛行機遅延などの他の補償も充実。
  • 年3回プライオリティパスが利用できる(空港の有料ラウンジが利用できる)
  • 15日利用できるe-simが毎年付与される
  • 毎年10万までスマホやノートパソコンなどの電子機器の修理保証がついてくる
  • 海外旅行傷害保険は三井住友海上に委託

年会費は毎年11,000円かかりますが、

旅行代金を決済しなくとも持っているだけで家族全員分の海外旅行傷害保険が適応

補償内容も充実。家族が多いと家族分保険に入るよりはずっと経済的だと思います。

キャッシュレス診療対応。緊急アシスタンスサービスは三井住友海上が引き受けています。

補償内容 本会員 本会員のご家族
傷害死亡・後遺障害 最高1億円
(400万円~1億円)
最高1,000万円
(40万円~1,000万円)
傷害治療費用 最高1,000万円 最高500万円
疾病治療費用 最高700万円 最高350万円
賠償責任 最高1億円 最高5,000万円
携行品損害(1年間) 最高100万円 最高50万円
救援者費用(1年間) 最高500万円 最高250万円
航空便遅延 乗継遅延費用 2万円
(1回の限度額)
2万円
(1回の限度額)
出航遅延/欠航
搭乗不能費用
1万円
(1回の限度額)
1万円
(1回の限度額)
受託手荷物
遅延費用
1万円
(1回の限度額)
1万円
(1回の限度額)
受託手荷物
紛失費用
2万円
(1回の限度額)
2万円
(1回の限度額)

年会費11,000円しますが、利用付帯ではなく自動付帯。持っているだけで保険適用になるので安心感が違う!

我が家の場合は、最初の1週間は家族で旅行、その後私と息子だけ残ってサマーキャンプという流れなので、夫が1人で帰国時にプライオリティパスでラウンジも利用できるし、家族分保険に入るよりは安いので、これは今後も続けていきます。

SBIプラチナデビットカード

我が家の使い方

我が家の場合はこんな感じで使っています。

まず利用付帯カードの2つで現地までの公共交通手段を決済

【利用付帯とは】
航空機のチケット代やツアー代金、公共交通乗用具(公共交通機関)を使った家と空港の移動などの旅費を、対象のクレジットカードで支払うと適用される保険のこと。

ゆる子
ゆる子
特にルールはないですが、こんな感じで支払っています。

航空券支払い⇒②三井住友プラチナプリファードカード

空港までの交通費⇒①セゾンゴールドプレミアムカード
※空港までの交通費に使えない場合は、現地Grabタクシー支払いにセゾンゴールドプレミアムカードを登録

これで2枚のカード分の海外旅行傷害保険が適用できるようになります。

これに持っているだけでOKなSBIプラチナデビットカードを足すと、3枚のカードの合計で疾病・傷害の治療費用がこちらのようになるようにしています。

本会員の夫 傷害1600万 疾病1300万
私(家族カード)傷害1100万 疾病950万
子ども 傷害1000万 疾病850万

個人的には東南アジアの場合であれば、①セゾンゴールドプレミアムカードと③SBIプラチナデビットカードの組み合わせだけでも良いかもな?と最近考えています。

その場合は補償内容がこちらになります。

本会員の夫 傷害1300万 疾病1000万
私(家族カード)傷害800万 疾病650万
子ども 傷害800万 疾病650万

なにかあった時は、補償額が高い③SBIプラチナデビットから使うと決めていて、旅行前にこちらの付保証明書を発行してもらって持参するようにしています(事前に電話して発行してもらえます)

最後に

「子供の海外旅行傷害保険をどうすんべ?」と地味に長い間悩んだので、我が家が取っている方法をざざーっと記事にしてみました。

海外旅行傷害保険に対する考え方は人それぞれだと思うのですが、私の場合は「家族特約」カード3枚の付帯保険を駆使して一応自分の中では万全に整えてサマーキャンプに参加しています。

①セゾンゴールドプレミアムカードと③SBIプラチナデビットカードの組み合わせだけでもそこそこの金額はカバーできるので、まずはこの2枚でやってみるのも1つです。

またクレジットカード付帯保険の使い方、事前に準備していることもこちらでまとめているので参考にしてください。

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