本記事は、5歳~6歳の年長の「ひらがなが読めない書けない息子」に我が家が取り組んだこと、効果的だったことをまとめます。
年長さんで、ひらがなが読めず書けずだと、親としてはちょっと焦っちゃいますよね?
年長児のママに「どうやってひらがなを覚えたか?」聞いてみると
プラレール図鑑読んでいたら勝手に覚えていたよ〜
ひらがなボードを押して遊んでいるうちに2歳くらいで覚えてしまったよ〜
なんて羨ましい(T_T)
ぶっちゃけ「興味が出てきたら勝手に身に付くでしょ~」なんて私も思ってましたが、覚えられないまま年長になっちゃった。
ちなみに我が家の息子。
年長4月時点のひらがな力は「自分の名前3文字だけ読める」レベルでした。
試行錯誤の結果、年長10月時点でひらがなはほぼ読めるようになりました。
言語聴覚士さんのお話を聞いたり、本を読んだりして知ったのは、年長さんまで文字に興味を示さない場合は何かつまづいている可能性がある。
我が家が取り組んでそこそこ効果があった方法をご紹介していきます。
※2023年5月追記
小学校に入ってからどうなったか?発達障害と関係あるのか?などを追記しています。
気になる方は参考にしてみてください。
ひらがなが読めない書けない子への教え方はコツが必要
6歳になってもひらがなが読めなかった息子。ただ、私が何もやってこなかったわけではありません。
こどもちゃれんじのひらがなボードが良いよと聞けば、メルカリで買って一緒にやってみたり
あいうえおアプリで2歳でひらがな覚えたよ〜と聞けば、一緒に書いてみたり。
もちろん「ひらがなプリント」にも取り組んでみました。
でもなんというか、、、
全く手ごたえがないんですよね(T_T)
ひらがなカードを見せて、
これは「あり」の「あ」、これは「いぬ」の「い」
って話しても、「わからない」と言われる。ふざけているわけではなく、本当に何を言ってるのかわからない様子。
これ以上どう教えたら良いのだ?
とお手上げ状態でした。
言語聴覚士の先生に聞いてみたり、本を読んでわかったのが、読み書きが苦手な子には、もっと細かいところから始める必要がある。
私たちは「すいか」と聞いたら、「す・い・か」3音の塊だと当たり前のように理解しています。
息子はどうやら「すいか」という単語が3つの音でできていることすらわかっていない様子。
すると、3ヶ月後には8割くらいひらがなを覚え、半年後は文もほぼ読めるようになりました。
ひらがなの教え方。取り組んだこと。
ひらがながほぼ読めるようになるまでに取り組んだことを綴ります。
単語を読みながら手拍子をする
まずは「単語が何文字に分解できるのか?」を理解することから始めました。
絵カードを見て「あひる」だったら「あ・ひ・る」と読みながら3回拍手する。「かぶとむし」だったら読みながら5回拍手。
絵カードはダイソーにも売ってます。
サイコロの代わりに、絵カードを引いて、絵の単語の数だけ進むようにすれば楽しめます。
ぐーびーのひらがなアプリ
ひらがなは、つい「あいうえお表」や「あいうえおプリント」をやりたくなるのですが、単語の塊から取り組むと覚えやすいみたいです。
参考にしたのはこの本
こんな感じで、絵と文字カードを見せて選んでもらう。
最初は5セットくらいでスタート。
はじめは文字の数だけで判断していましたが、繰り返すうちに「うま」という音は「う・ま」という文字で表すんだな~と覚えてきました。
この本は少し高いですが、CD-ROMがついていて上記の絵と文字カードが印刷できます。
ただ、カードで毎回やるのは親も大変です。
ぐーびーともじあそび -3歳からのひらがな練習用知育アプリ-
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ひらがなを覚えるための遊びが8つくらいあるんですが、これの「ことばゲーム」がまさに先程のカードと同じ感じ。
「ピクミンみたいなキャラ」のリアクションが良くて間違ってもおもしろいので、息子はゲラゲラ笑いながらやってくれました。
我が家は毎晩、ぐーびーの「ことばゲーム」を1つ。他のコーナーを息子が2つ選んでやる生活を3ヶ月続けました。
最初はわけがわからないので間違いまくるのですが、だんだん間違わなくなり。最後は全問正解するようになりました。
その頃には、ひらがな1文字を聞いても、8~9割は読めるようになってきました。
400円くらい課金すればぐーびーのリアクションやメニューも増えるので、我が家はしばらくして課金しました。
世話になりまくったので、ぐーびーに足を向けて寝られません(笑)
カタカナモードにも切り替えができるので、400円はコスパ抜群です。
ダイソーのひらがな教材で単語を読む練習
ひらがなが8割くらい読めるようになったので、単語を読む練習を始めました。
使ったのはダイソーのこの本
絵を隠しながらひらがなの単語を読んでもらいました。
1文字だけだけど、文字を書くところもあります。
書く時は、ダイソーのレインボー鉛筆がテンション上がるので使えました。
うんこひらがなドリルで読み書きの練習(少し失敗)
ここで「うんこドリル」に手を出します。
やはり「書けるようになってほしい」気持ちが強く。
書くのが苦痛のようで、イヤイヤ机に向かう感じ。
鉛筆噛みまくってボロボロだし。お絵かきもしまくり。
ただ、例文だけはノリノリで毎回読んでくれました。
ただ、本当に書くのは嫌みたいで。。。後半は文字は書いたり書かなかったりでOKにしました。
11月現在は学研のかんたんなドリルを進めてます
このまま書くプリントに進みたかったのですが、息子は書くのが大嫌い。せっかく机に向かう習慣がついてきたので「嫌がらないようにする」方を重視することにしました。
ただ、ひらがな教材って文字書き練習プリントが多くて、それ以外のものってないんですよね。
とにかく探しまくって「これだ!」となったのが学研のドリル。
4歳のものから始めてます。
こんな風に「何個の文字からできてるか?」や「絵に合う文字を選ぶ問題」など、とにかくひらがなの「読み」を重視したドリルです。
本人も問題が解けるので自己肯定感もアップ。
この学研のドリルはかなりおすすめ!
5歳も6歳も本屋でチェックしましたが、書く練習よりは「読む」ことにじっくり取り組める希少な教材です。
しかも400円くらいで安い!
ひらがなの書きや、カタカナへ移行したくなるが焦らない
「いや、来年4月から小学生でしょ?まだひらがな書けてないし、カタカナは良いの?」と思いますよね?
はい。焦りはあります。
でも、焦らないように気をつけてます。
というのも、実はアプリが終わった後、カタカナにも取り組みはじめたんです。
マリオトランプを使って自作のマリオカタカナカードを作りました。
3枚ならべて「マリオ」はどれだ?とかやってたんですが、ちょっとしんどそうで。
そして「うんこドリル」でひらがなを書く練習も平行。すると、えんぴつや爪を噛む癖が出てきてしまって。
これはちょっとストレス感じてそうだなー。。。と思ったのでやめました。
書き順はむちゃくちゃだけど、ひらがなも見ながらだったら書けるしこれで良し。
少し覚えはじめると「いけるかも??」と頑張ってしまったのですが、ちょっと息子のペースに戻すことにしました。
5歳6歳でひらがなが読めないと発達障害の疑いがある?
5歳くらいでお子さんがひらがなに興味がないと、発達障害を疑う方もいると思うのです。
これは私も発達相談をして初めて知りましたが、発達障害の診断は「生活に支障をきたすくらい困っているかどうか」でお医者さんが総合的に診断します。
誰でも発達障害っぽいところってあると思うんです。
でも生活に困っていなければそれは性格とされるし、生活に支障が出るレベルの場合は発達障害となります。
テストや数値で答えが出るものではないんですよね。
なので、5歳・6歳でひらがなが読めないだけでは「発達障害」とは診断されないしわかりません。
ただ、こどもの発達障害を相談できる機関は未就学児を対象にしているところが多いです。
ひらがな以外にも心配な部分がある場合は、未就学児のうちに一度相談してみるのも1つです。
私は結果的に相談して良かったと思っているので、こちらの記事も参考にしてみてください。
https://yuruko-life.com/oyako-class-kimaru/
最後に
5歳6歳の年長さんになっても「ひらがなが読めないし書けない」息子に取り組んで効果的だったことをまとめました。
お伝えしたかったことは
- やはり補助は必要。
- 手ごたえがなかったらぐーびーのアプリからやってみて。
- あせるけどあせらずに!
この3点です。
とにかく、単語の塊から始めるのが息子には効果的でした。
そして「焦るけど焦らない」
ふざけて形にならない時もあるけど、机に向かうだけで良しとする。
広い心で取り組むことが大切だな~と最近思います(←自分に言い聞かせている)
今後、小学校に向けてカタカナの読み書きをやっていくと思うので、この記事は継続して更新していこうと思います。
息子は早産児で発達もゆっくり。
主治医の先生からは「めちゃくちゃ自閉でもめちゃくちゃ多動でもないけど、発達障害の特性はあるよね」と言われているグレーっ子でもあります。
もしかしたら、書字障害とかもあるかもしれないなーと思いつつも、ゆっくり息子のペースに合わせてやっていくしかない。
ご紹介した方法は言語聴覚の先生にもおすすめしてもらった方法なので、ひらがな苦手なお子さんになら誰でもおすすめできる方法だと思います。
もし、ひらがながなかなか読めないと悩んでいらっしゃるなら
ひらがなって書く練習のプリントばかりなのでそれをやらせがちですが、実はそれよりも前の段階でつまづいてしまってるかもしれません。
ぐーびーのアプリは、息子も楽しく取り組めたのでぜひやってみてくださいね~
無料でもかなり充実してます!
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2022年7月追記 1年生1学期を終わってみて
息子が4月に1年生になりました(支援学級を選びましたが、ほぼ通常級と変わらない内容でお勉強をすすめてきました。)
入学時の状況は
- ひらがなは「は」「ほ」以外は読める。
- 小さい「ゃゅょ」が入る文字は難しい
- 小さい「っ」が入る言葉も難しい
- ひらがなは見ながらだったら書けるレベル
- カタカナはほぼ読めない書けない
こんな感じで入学して1学期が終わりました。
「こんなレベルで入学して大丈夫なのか?」と不安だったので、とりあえずシェアします。
まず、1学期終わりの時点で、ほぼひらがなは何も見ないでも書けるレベルになりました!
ちょっと怪しい字もあるけれど。。
やはり連絡帳などを毎日書く必要があるので、使ううちに覚えた感じです。
音読も、最初は棒読みでしたがだんだん抑揚をつけて読めるようになってきました。(1年前は3文字しかひらがなが読めなかったことを考えるとすごい成長)
カタカナは「ぐーびーアプリ」をカタカナに切り替えて半年くらい毎日取り組んできました。
苦戦していたのですが、急に読めるカタカナが増えて1学期終わりの時点で8割は読めるようになりました。
カタカナは2学期から勉強するようなので、間に合ってくれ~という感じ(笑)
ちなみに数字も弱かったのですが(年長時点で、10以降の数を数えるのすら怪しかった)
うちの場合は公文の「玉そろばん」を使って地道に一緒に数を数える練習をしてから、急に数のイメージがつかめた感じです。
ただ「20まで数えられたら大丈夫」と言われていましたが、数の概念理解ができておらず2桁の計算になってから苦労しています。
上記記事でも書いていますが、数字も苦手そうな場合は「とどさんすう」など、数の概念理解を深めるものに何か取り組んでおくと入学後スムーズだと思います。
学校で勉強するにつれどう身に付いていくのか知りたかったので、今後も更新していきます。