本記事ではメデラスイングマキシのレビューをさせていただきます。
息子は早産児だったため、誕生直後から搾乳器が必要でメデラの搾乳機「スイングマキシ」を購入しました。
必要に駆られて勢いで「スイングマキシ」を購入しましたが、
メデラのスイングマキシは約2.5万円。
高いくせにスイングマキシのレビューってあんまり見ない。
そう思いましたので、メデラスイングマキシについて細かくレビューしてみます。
ちなみに私が利用していたのは旧式(電池式)の「メデラスイングマキシ」ダブルポンプのものになります。
現在はその後継版が出ていて、電池式⇒充電式へ。更に分解方法がシンプルになって使い勝手が向上しています。
レビューを読む感じ「充電式になった」「見た目の変化」以外は同じなので、購入される場合は新バージョンの方がおすすめです。
medela SwingMaxiって?
メデラのスイングマキシは電動で両胸同時搾乳してくれるコンパクト搾乳器です。
こんな感じで手のひらサイズでコンパクト。
お値段は時期やお店にもよりますが、約25000円前後です。
スイングマキシセット内容
スイングマキシのセット内容はざっとこんな感じです。
- 母乳ボトル
- 母乳ボトル蓋
- カーム
- モーター
- チューブ
- アダプター
本体サイズ感、重量
コンパクトな手のひらサイズです。
モーターの重さは約220g(電池なし)約卵4個分で軽いです。
電池は使える?サイズは?持ちは?
メデラスイングマキシは、
- アダプターで直接電源を取る方法
- 電池稼働
2つの方法で使用できます。
電池は単4電池6本。電池の持ちは、平均約1時間半稼働とのこと。
※最新型は充電式になり更に使い勝手が向上しました。
メデラスイングマキシの使い方
スイングマキシの使い方を見ていきます。
母乳ボトルをセットする
母乳ボトルをセットしていきます。
パーツが大きいので、組み立ても分解も簡単です。
シリコンパーツをはめる
カバーで蓋をする
搾乳口とボトルを取り付けて完成
チューブを取り付ける
チューブを母乳ボトルと本体に取り付けます。
両胸に当てて、電源ボタンON
アダプター電源で利用する場合は、アダプターをセット。
いざ、両胸に当てて電源ボタンを押して搾乳開始!
+マークで吸引が強くなり、マイナスマークで弱くなります。
2分ほど母乳分泌を促す刺激が行われ、そこから搾乳開始
2分も待てないよという方は、↓💧ボタンを押すと即搾乳が開始します。
※2分刺激の間も母乳はポタポタ出てきます。
メデラスイングマキシの使用感
メデラスイングマキシは痛くない
私の母世代では「搾乳つらかった」「乳首がはち切れそうだった」等
世にも恐ろしい話を聞きました。
が、
メデラ搾乳器は全く痛くありません。
メデラの主要な搾乳機「マキシ」も「シンフォニー」「ハーモニー」も全部試しましたがすべて全然痛くない。
ノンストレスです。
メデラスイングマキシの搾乳時間はどのくらい?
搾乳機自体は30分稼働し、自動で電源が切れます。
私の場合はだいたい8分程度で胸の張りが無くなって「もう出ないっす」と伝えてくるので、そのくらいで終わっていました。
貧乳でも大丈夫
搾乳機は貧乳さんでも使えます。
私はお恥ずかしながらAカップもないのですが、ちゃんと母乳も出てくれたし搾乳もできました。
カップ自体は平らな面になっているので貧乳さんでも搾乳器は使えます。
さくにゅうきの煮沸消毒方法(お手入れ方法)
スイングマキシの煮沸消毒方法はどのようにするか?
病院ではミルトンを使っていましたが、家では、手洗いして「除菌じょーず」にポンと入れてレンジでチンしていました。
画像は違うものが入っているのですが、こんな感じに母乳ボトルと搾乳口を立てて入れて、カゴに残りのパーツを入れる
レンジで5分チン
そのまま保管できるので、
後は、蓋を開けておいておくだけ。
メデラスイングマキシの良いところ
私はメデラのシンフォニー、ハーモニーも利用したことがあるのですが、それらと比較してのスイングマキシの良いところを挙げます。
手入れがラク
1番が
とにかく手入れがラク
というのが挙げられます。
搾乳の要と思われるこのシリコンパーツ。
このパーツがペコペコして搾乳するのですが、スイングマキシだけ大きい。
それ以外のメデラ搾乳機は、コンタクトレンズより一回り大きいくらいのペラッペラのシリコンパーツ(搾乳弁)を使います。
このペラッペラパーツを毎回洗剤で洗って、除菌する。
1日8回近く。
手動搾乳機ハーモニーは、更に2つのシリコンパーツが必要
その点、スイングマキシは大きく3つのパーツで構成されているため、手入れがラク。
そしてシリコンパーツも、3年経って久々に引っ張りだして胸に当ててみましたが(笑)
まだまだ現役。
「持ちが良い点」と「手入れのラクさ」が魅力かと思います。
コンパクトで持ち運びできる
スイングマキシは電動でありながらコンパクト。
画像のような手のひらサイズ。
重量わずか220g
外出先でも使えるというのは、便利です。
私はNICU面会の時にも、電動搾乳機が混んでて使えないことがあったので、自前のマキシを持って行って搾乳することがありました。
ダブルポンプで短時間で搾乳完了
両胸同時に搾乳できるため、時間短縮できます。
片胸ずつ⇒片方8分、両胸16分、洗って5分の計21分
両胸⇒両胸8分、洗って5分の計13分
搾乳は1日に8回繰り返されます。搾乳が終わっても、また2時間半後には搾乳が必要となってくる。朝も昼も夜も夜中も続く。
搾乳ママにとって「時短」は超重要。
更に、メデラの公式によると、両胸同時搾乳することで母乳の分泌がより促進され脂肪分も多く含まれることが研究で立証されているそうです。
両胸同時搾乳は、医療用の電動搾乳器「メデラシンフォニー」でも可能です。
こちらで「シンフォニー」と「スイングマキシ」の比較をしています。
メデラスイングマキシのイマイチなところ
良いことばかり挙げてみましたが、メデラスイングマキシのイマイチな点を挙げます。
音が大きい
静音設計をうたっていますが、
なかなかの音がします。
表現が難しいのですが、「机の上のスマホがバイブレーターで全力で揺れている音」が一番大きさも音も近いかと思います。
コンパクトなので、私はクッションの間に挟んで夜中は搾乳していました。
搾乳パワーは医療用には劣る(気がする)
あくまでも私の主観ですが、搾乳パワーは医療用のシンフォニーと比較すると若干劣るような気がします。
もちろんしっかり搾乳はできます。
本体の大きさがそもそも違うので、パワーの違いはあるのかもしれません。
付属のカームは独特で使えない
メデラのスイングマキシセットには、母乳ボトルに直接着けることができるカーム(乳首)が付いてきます。
これ、なかなか特殊な構造をしているのですが、
- 洗いづらい。
- セットしづらい。
- 息子むせる。
我が家の場合は全く使えませんでした。
メデラスイングに2つに分かれたチューブつけちゃダメなの?
さて、ドケチ発想ですみません。
メデラの電動搾乳機には
- ダブルで搾乳できる「メデラスイングマキシ」
- シングルで搾乳する「メデラスイング」
2種類があります。
ぱっと見、機械部分が一緒なんですよね。
お値段も、シングルだったら1万5000円程。そして、ダブル用のチューブも2000円程で別売りされているんです。
シングルに別売りのダブル用チューブ付けたら、自作で安く両胸搾乳機作れるんちゃう?
考えた方いませんか?
いろいろ調べてみたのですが、
モーターが全然違うようです。
電池もシングルは4本。
マキシは6本。
母乳のボトル仕様も違う。
直接メデラに確認を取ったわけではないので、もしかしたら使用できるかもしれません。
ただ、モーターの内容が違うので、ダブルが欲しい方は素直にダブルを購入された方が無難かと思われます。
最後に メデラスイングマキシはこんな人におすすめ
「メデラスイングマキシ」についてレビューしてみました。
まとめると
- 手入れがラク
- ダブルで搾乳することで時短になる
- 持ち運びできるコンパクトさ
- 音
こんな感じになります。
総合して考えて、メデラスイングマキシはこういった方にお勧めかと思います。
- 母乳育児で毎日搾乳器を使う
- 早産児で入院が数カ月にわたりそう
- 早産体質だけど、2人目、3人目も考えている
私は2人目も早産になる可能性を考慮してスイングマキシを購入しました。
メデラには医療用電動レンタル搾乳機「シンフォニー」もあります。
「シンフォニー」レンタル料金3ヶ月分=「メデラマキシ」購入金額
こんな感じなので、コスパ面で考えてみるのも1つです。
こちらで詳しく書いています。
この記事がどなたかの参考になれば嬉しいです!
ありがとうございました!
私が使っているのはこちら↓
今から購入する場合はこちらの充電式の最新版の方が良いかも!↓