『沖縄旅行に行くけれど、大石林山まで足を伸ばすべき?』
『どのくらい時間がかかるのかな?』
気軽に行けない沖縄最北端。
本記事では、沖縄の読谷村から沖縄最北端を訪れた経験から
- 我が家が北部へ向かったスケジュールとルート
- 所要時間はどのくらいか。
- 大石林山や辺戸岬は子連れでも大丈夫か?
- 慶佐次湾のマングローブ林は立ち寄るべきか?
- 最北部は行って良かったか?
上記について綴らせていただきます。
沖縄最北端を検討されている方の参考になれば嬉しく思います。
毎度気になる沖縄北部
沖縄も何度目かになると、気になってくる沖縄の最北端。
スピリチュアルスポットとして名高い「大石林山」
沖縄最北端の辺戸岬
ユネスコの世界遺産登録を目指している「やんばるの森」
一度は行っておいた方が良いのかな?と思いつつ、
とにかく遠い!
気になるけれど、なかなか足を伸ばしにくい。
その上、
大石林山は小さい子連れで大丈夫か?
辺戸岬に柵はある?
子連れならではの疑問もあり、なかなか訪問するまでに至りませんでした。
北部まで行ってみたレポート
まずは、沖縄最北部までどのくらい時間がかかるの?
という方へ向けて、ざっくり我が家が辿ったルートと所要時間を綴ります。
グーグルマップでは、ホテルがあった読谷村から大石林山まで片道1時間50分。
そう思いますよね。
実際訪れてみると、そんなスムーズにいきません。
いろいろなところに立ち寄ったり食事したりする場合は
片道3時間~3時間半
は見ていた方が良いと思います。
9:00 読谷村のホテル出発
出発前にケンカしたので旦那の背中がちょっと怒ってますね~(笑)
石山インターから高速に乗って、あっという間に名護あたりへ。
9:42 やんばるの森ビジターセンター到着
こちらは、2020年2月にオープンしたばかり。
VRコーナーがあったり。
すげー!!!
ドーム型映像投影施設があったり。
プラネタリウム風
「やんばるの森」を体感できたり魅力を伝える設備があります。
ちょっとした展望台も。
映像を見たり、観光情報を聞いたりして50分ほど滞在。
10:30 出発!
10:47 石山展望台に到着
誰もいなーい
綺麗だけど、それほど高台でもない。
すぐ近くにある風力発電の風車が迫力満点でした。
10:54 滞在10分で出発
11:18 道の駅 ゆいゆい国頭到着
やんばるの森観光案内所があります。
外にあるフードコート的なところで、ランチ
イノブタそばを食べました。
子供が遊べる遊具もあり。
11:55 出発
12:13 茅打バンタ到着
ガイドブックに必ず掲載されている絶景スポットです。
が、
光が反射してガイドブックのような絶景はこの日は見れませんでした。
12:15 茅打バンタ出発
12:25 大石林山到着
駐車場に停めてチケット売り場へ。バスに乗って登山口まで行きます。
12:30 トレッキング開始
バリアフリーコースと美ら海コースのショートカットコース、やんばる森林コースを歩きました。
それほど急でもないので、4歳児の足でも登れます。
12:57 展望台
13:57 祈願ガジュマル
買ってきたクニガミドーナツを食べる。
14:49 駐車場併設の石の博物館を見てから大石林山を出発
15:00 辺戸岬到着
断崖絶壁です。
息子が落ちないか心配でそそくさ退散。
15:17 辺戸岬出発
さて、南へ。帰る方向に向かいます。
16:06 安田くいなふれあい公園ビジターセンター着
生きているヤンバルクイナが見られるというビジターセンター。
ガーン。。
そそくさ再出発。
16:55 慶佐次湾到着
満潮時と干潮時で景色が変わるヒルギ林
こんな感じで徒歩で歩けます。
息子がカニを見つけるのに夢中になり思いの外長く滞在。
18:06 慶佐次湾出発
お腹すいたが沖縄の夜は早い。
食事できるところがなかなか見つからず。。
19:24 伊芸PA着
高速のサービスエリア到着
伊芸PAの食堂は夜21時までやってます。
豆腐チャンプルーも美味しかった。
20時過ぎ 伊芸PA出発
20時半頃にホテル到着
いろいろ立ち寄ると往復結構かかりますね。
朝9時に出発して夜9時前にホテル着。丸1日の大移動でした。
大石林山は子連れでも全然行ける
大石林山は危険じゃないのか?落ちたりしないか?子連れでも行けるか?
心配していましたが、子連れでも大丈夫です。
バリアフリーコースであれば車いすやベビーカーでもいけます。
ただ、せっかく長距離移動してきたのであれば、バリアフリーコースだけでなくトレッキングもおすすめします。
子連れだと大変かと思うのですが、登りもそれほど急ではありません。
2ヶ所程、落ちたらどうしようという場所がありました。
ただ、基本は奇岩の間の整備された道を歩く感じなので、特に危険そうな場所もありません。
岩がギザギザだったりするので、2歳くらいまでは抱っこ紐などで回った方が良さそうです。
大石林山の見どころは?
大石林山の見どころは大きく3つ。
- 奇岩
- 山頂からの展望
- ガジュマルの森
です。
それに合わせてこちらのコースがあります。
バリアフリーコース(20分)
奇岩を中心にベビーカーや車椅子でも回れるコース
奇岩・美ら海パノラマコース(1時間)
奇岩を堪能しつつ、山頂では沖縄最北端の辺戸岬や大海原を望むコース
ショートカットコース(30分)
奇岩・美ら海パノラマココースをショートカットして途中から合流するコース。奇岩も大海原も見れてイイトコ取り。
やんばる森林コース(30分)
亜熱帯の木々が密生したやんばるの森を歩くコース。ガジュマルがたくさんあって楽しい。
所要時間は?どのくらい必要?
大石林山を歩く場合の所要時間は?
当たり前ですが、選ぶコースによって変わります。
我が家は子連れなので無理したくない。
でも、奇岩も美ら海もガジュマルも楽しみたい。
というワガママを叶えるために
「ショートカットコース」と「やんばる森林コース」をうまく使い、こちらのピンクルートで回りました。
バリアフリーも途中まで楽しめて。
奇岩も堪能できて。
美ら海も見れて。
やんばるの森も散策
変わったカタツムリがいたり
ゆっくり子どものペースに合わせて、
トータル1時間半くらいでした。
虫を探したり。
祈願ガジュマルのところでのんびりしたり。
かなり寄り道しながらだったので、普通に歩いたら1時間かからないくらいかと思います。
休憩所や貸し出し傘あり。天気が悪くてもOK
我が家が訪問した日は快晴だったのですが、所々に貸し出し傘置き場がありました。
屋根がある休憩スポットもあるので、突然の雨にも対応できるような感じになっています。
ただ、沖縄の天気は変わりやすいので、歩きやすい靴を履く。レインコート等を持参されている方が安心かと思います。
授乳室やおむつ台も完備
駐車場前のチケット売り場の建物が設備がきれいでお勧めです。
トレッキングスタート地点の精気小屋にもオムツ交換代はありました。
ただ、ちょっと使うのを躊躇してしまう感じ。。。
これは、シートをめくって使うのか?それともこの上で使うのが正解なのか?
いずれにせよ、駐車場前の設備の方がきれい
トレッキングスタート地点へ行く前に、オムツ交換と授乳は済ませておいた方がベストです。
観光地価格だがランチもできる
駐車場前の建物には、食堂もあります。
価格は1500円前後
大石林山はお昼を挟むことが多いと思いますので、お食事をされる場合はこちらか、事前におにぎり等持参して食べる。
という方法になるかと思います。
クーポンを使う際は旅程表をチェックされます
豆知識として。
旅行会社から発行される「沖縄観光施設で使える入場無料クーポン」があると思うのです。
必ずクーポン利用時に旅程表を提示することが条件になってますが、実際沖縄のほとんどの観光施設ではノーチェックです。
なので、メルカリ等でクーポンを購入して利用される方もいらっしゃるかと思います。
ただ、大石林山は旅程表もしっかりチェックされてました。
辺戸岬はどんな感じ?
沖縄最北端の辺戸岬はどんな感じ?
柵がない断崖絶壁があるので、子連れは注意
事前に調べていて何となく予想はしていたのですが、
柵がある場所とない場所があります。
柵の向こう側がすぐ絶壁という感じではなく、絶壁まで若干の余裕はあります。
ただ、こういった柵がない場所もあって。
やはり子連れはちょっと怖かった。
子供がわー!!と走っていってしまわないか。
仮に絶壁から落ちなかったとしても、岩場がザックザク
とにかく、小さいお子さんがいる場合は、必ず手をしっかり繋ぐか抱っこしてあげてくださいね。
ただ、景色はとにかくキレイでした。
光の具合か波が立っていたからか、沖縄っぽいエメラルドグリーンではありませんでしたが、絶景が望めました。
慶佐次湾のヒルギ林は満潮時の方が楽しそう
慶佐次湾のヒルギ林に到着したのが
バリッバリの干潮時でした。
我が家の場合、息子が「干潟で見られる生き物リスト」の生き物を見つけるのに夢中になり、違う意味で楽しみましたが、
満潮時の方が、遊歩道を歩くのは楽しいだろうな
と思いました。
干潮だと、こんな感じで「水もなにもない森の間の遊歩道」を歩きます。
帰る時にようやく満ち潮になってきて、マングローブ林に雰囲気が出てきました。
時期によって満潮時間は変わってくるかと思いますが、せっかく訪れる場合は満潮時を狙うのも1つです。
また、ここは持参したカヤックやSUPで個人で自由に散策可能だそうです。
北部は西側ルート一択。東ルートはおすすめしない
さて、北部へ向かう場合、
せっかくなので西から東のルートで回ろう!
という方は多いかと思います。
これお勧めしません。
というのも、東側のこのルート。
クッソつまらないんです。
海を見ながら走れるかと思いきや、ひたすらこちらの写真のような山道が続きます。
うおー!!つまらん!
何時間もつまらん
たまに警察か?という人たちがたくさんいてビビったら、米軍施設を警備している警備会社の人だったりして。
とにかく米軍施設以外は森。何もない。
2度と通らねー!!
そんなことをブツクサ言いながら走っている先に辺野古がありました。
沖縄北部の西側と東側は全然雰囲気が違います。
リゾート施設や観光地が多い西側には確かに基地は作れないか。。と東ルートを走って思ったのでした。
とにかく最北端に行く場合、ルートは西側一択。
最後に 沖縄最北部を巡った正直な感想
実際に沖縄最北部までグルッと一周した詳細を綴らせていただきました。
- 最北部までいろいろ立ち寄るなら片道3時間を見ておく
- 大石林山は子連れでも簡単に回れる
- 辺戸岬は断崖絶壁に注意(子連れ)
- 慶佐次湾に行くなら干潮時は避けたほうがおもしろい
- 東側ルートはおすすめしない
私が抱いた感想はこんな感じです。
そして肝心の
最北端に行くべきか?
これについては、
楽しかった!でもリピートはなし!
です。
いや、楽しかったです。
大石林山も、、
ごめんなさい。
私はイマイチでした。
楽しかったし綺麗だった。
でも、期待していたほどじゃなかった。。
個人的な感想ですが、沖縄の観光地には「作られた必死さがない」良さがあると思ってます。
斎場御嶽や備瀬のフクギ並木とか。バリバリの観光コースなのに、商売っ気がないというか。
そのままの良さがある。「盛り上げたるで~」の必死さがない。
大石林山にはその「盛り上げたるで~」を少し感じてしまいました。
石を様々な形に例えてみたり。
1,2個だったらご利益ありそうな気もしますが、やたらめったらあるんですよね。
パワースポットでもあるようなのですが、それを前面に出して売り出そう感が強く。
なんだかチープに感じてしまい、ちょっと冷めてしまったところがあった。
ちなみに私はスピリチュアルとかパワースポットとか好きな方です。
「斎場御嶽」や「備瀬のフクギ並木」「ガンガラーの谷」並みに「行ってみたら感動する観光地」だと思ってたけど、ちょっと違うかった。
遠いから期待が膨らんだというのはありますが、大石林山だけを目的に頑張って遠出をするほどではないかな?というのが正直な感想です。
ただ、
やんばるの森はポテンシャルが高いと思います。
マングローブの森をカヌーで回れたり
巨大どんぐりの森を歩きながら様々な動植物を観察できたり。
シダが生い茂る沢をザブザブと川登りできたり。
トレッキングやキャンプができる自然公園。
比地大滝キャンプ場やヒルギ公園あたりは、本土とは違う自然を楽しめそうでまた行きたい。
なので
- 最北端までは行かなくても良い
- やんばるの森を堪能できる「道の駅ゆいゆい国頭」あたりまではポテンシャルが高い
というのが私の正直な感想です。
いろいろ書いてしまいましたが「最北端まで私行ったぜ!」という満足感はあります。
とにかくロングドライブなので期待が膨らんでしまうんですよね~
そしてそこまで足を伸ばさなくても
魅力的なスポットがありすぎる
というのが沖縄本島の良いところであり最北部にとっては悲しいところ。
ありがとうございました。
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