言葉の遅れや落ち着きのなさなど、発達を心配していた息子ちゃん。
先日、半年間通っていた親子教室が終了。
臨床心理士さんと発達の専門医に診てもらい、ハッキリと「特性はあると思う」と言われました。
ということで、
昨年の今くらいから、息子の発達が本格的に気になり約1年。
夜な夜な発達障害について調べたり、息子が当てはまらないか心配だった時もあったけれど、、
お医者さんから療育を勧められた今、
正直ホッとしてます。
やっぱり動いて良かったと思います。
発達障害についての理解も深まったし。
その中で、やはり息子はそうかもしれないなと自分の中ではある程度答えはあった。
そして、最近では発達障害に対してのマイナスなイメージも変わりつつもある。
NHKでもよく取り上げられているし、武田双雲も「ADHDっす」って、カミングアウトしたり。
芸能界にもたくさん存在していたり。
才能がある人が多いとか、もてはやされる事も出てきたけれど
そんだけ、発達障害が多いってことです。
特別なもんじゃない。
だから、子供の行動が気になった時に「発達障害かも?」と疑っても良いと思うんです。
やはり
『子供はみんなそんなもん』から、一歩進んで相談すること。
そしてもっとタブー感なく発達障害について口に出せて、身近に発達障害と向き合える環境があれば、ありがたいと思いました。
つらつらまとまらない記事になりそうですが、今日はそんなお話です。
『子供はみんなそんなもん』という言葉が負担でした
- 子供の落ち着きがない。
- 偏食だ。
- こだわりが強い。
などなど、、
グレーレベルの発達障害の場合、「みんなそうじゃん?」ってところもある。
そしてどこで相談しても、
「みんなこんなもんよ〜大丈夫」
と言ってもらえることが多い。
でもね、
ずっと子供が動いてるのは変わりないし、工夫しても食べない。
プレ幼稚園も途中で飽きてすぐ脱走する。
周りの同年代の子供とやっぱりちょっと違う。
「大丈夫」という言葉で「発達障害かも」という可能性を消されてしまうと、
じゃあ、私はどう関わっていってあげたら良いのだろう。。
と、なかなか悩ましいのも事実でした。
「母親のカン」という言葉に後押しされ相談へ。
私の場合、
「子供はみんなこんなもん」
という言葉に、一歩進んだ相談へ踏み出せない期間がありました。
でも、ある友人の言葉に後押しをされました。
既に彼女の子供がグレーで療育と繋がっていたのです。
そして息子のことを相談すると
『いつも一緒にいるママがそう思うのなら、相談した方がいい。母親のカンはある。』
というような事を言われました。
「大丈夫だよ。」と言われ続けていたので、「ママがそう思うのなら相談した方が良い」という言葉にハッとして。
あとは母親のカンという言葉もズッシリときた。
そして今に至ります。
療育までたどり着くのも大変
私は結構頑張って「子供が発達障害じゃないかと心配している」と相談してきた方です。
それはやはり友人に言ってもらえた「母親のカン」的なのがあったから。
そしてやっと1年かけて専門の先生に診てもらえ療育へ。
早期発見、早期療育が大切とは言いますが、
よほど顕著な特徴が見られない限りは、なかなか一歩進んだ段階にはたどり着きにくいというのが率直な感想です。
2歳あたりまでは、「発達障害の特徴」と言われることも、子供によくある部分であることが多い。
「発達障害」と口に出しづらく、まずは相談に行くのもハードルが高い。
身近な所で相談すると、「このくらいの年の子はそうよ」で終わる。
一歩進んだ機関で相談するにも空き待ちや予約待ちで2~3ヶ月待つことも普通。
そして、さらに専門のお医者さんに診てもらうまでも道のりが長い。
なかなか専門の先生に診てもらうのも、療育までたどり着くのも大変だなーと思いました。
もう少し「発達障害」をライトに相談できたら
「子供が発達障害と言われたが、受け入れられない」といった相談をネットで目にします。
私が思うに、
子供の発達障害は、まずは親が発達障害と向き合う時間が必要です。
突然診断されたら、受け入れられないのは当たり前だと思います。
私も「もしかして?」と思い始めの頃に診断されていたら、今のようにあっさりとはいかなかったと思います。
『障害』という言葉に抵抗もあるしね。
やはり「発達障害」はまだちょっとタブーというか、心配していても口に出しづらいところはある。
一番身近な子育て支援センターなどで相談しても、なかなか「発達障害」かもねとはならない。
普通に暮らしている中で、4~5歳あたりに突然「発達障害です」とハッキリ診断されちゃったら、親の知識も理解も進んでいない状況。
それはとても「酷」だと思うのです。
15人に1人の割合で存在するものなのに、不思議な特別感というかタブー感があり、なかなか口に出しづらいのも事実。
やはりちょこちょこ「発達障害じゃないかな?」と気楽に相談できる場があったら、もう少し違うんじゃないかな。
わが家は、気になり始めてから先生に診てもらうまでに1年ありました。
当初は私も「他と違う気がする」といったレベル。
旦那は「息子は大丈夫(発達障害ではない)」という考え。
この1年の間、夫婦で息子の様子を共有したり、発達障害の番組を見たりする中で、
「診断がつくレベルかはわからないけれど、グレー要素は多いにある」と意見一致するまでになっていました。
なので、療育を勧められても「お願いします!」とむしろ希望を持って受け入れられました。
それは、やはり1年かけてゆっくり保健師さんに相談させてもらったり、親子教室に参加する中で、息子のことを客観的に見ることができた。
そして、
「やはり特徴はある」と自分たちの中で確信を持てていたところが大きいです。
発達障害についての知識も深まったし、「自分たちができることは何か?」と発達障害や療育のポジティブな面にも目を向けられるようになっていました。
1年かけて発達障害と向き合うことができた。
そんな状況で療育を勧められたからこそ、あっさり受け入れられたと思うのです。
やはり「向き合ってきた時間」に助けられました。
さいごに
発達障害って、クラスに2人くらいの割合で存在すると言われています。
有名人にもカミングアウトする人がたくさんいて。
なんというか、そんな割合で存在するものなんだったら、
急に変なことを書きますが、
『歯茎が腫れてる気がするから、歯周病かと気になっている』→それなら歯医者行ってみなよ
くらいライトに(変な例ですみません)
『落ち着きないし発達障害かと気になっている』→それなら〇〇に相談してみなよ
こんな風に簡単に言ってもらえる感じだったら、もう少しラクになる人多いんじゃないかなと個人的には思っています。
やはり「発達障害かも?」と夜な夜な検索しているうちは、何も解決できません。
「子供なんてそんなもんだよ~大丈夫」と言われても、「大丈夫」と思えないのならば、それは大丈夫ではありません。
「発達障害かと心配している」と相談することから始まるし、相談して得られることは良いことしかないと思っています。
実際1年かけてやっと療育へ進めるようになった我が家の3歳児ですが、療育も3ヶ月待ちのようで、
結構時間がかかります。
発達障害は小さいうちから適切に療育を受けることで、上手に社会と付き合えるようになることが多いと聞きます。
心配したり不安に思う時間を過ごしているよりは、早めに相談した方が良いというのが私の考えです。
とりあえず、わが家はお医者さんにハッキリ「特徴がある」と言ってもらえて、もやもやすっきり。ホッとしました。
少なくとも、これからはお医者さんの目を通して、息子の得意なこと、苦手なことを探れるし、専門的な部分からもっと良い関わり方を知れるかもしれない。
手探り状態からは脱出できるので、やはり心はホッとしています。
今できることをやっていきたいです。
ちょっとまとまらない記事になってしまいましたが、長々とありがとうございました。