旅の準備

マレーシアで子どもをサマースクールに入れてみた【体験談】

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

本記事では2023年にマレーシアで息子をサマースクールに入れた体験談を綴ります。

小学2年生になった息子を連れて夏休みにシンガポールとマレーシアへ行きました。

【前半1週間】
家族3人でシンガポール・マレーシアを旅行

【後半1週間】
夫帰国。息子はサマースクール。両親が来て一緒にコンドミニアムに宿泊。

こんな感じの18日間でした。

サマースクールはどこにするか?息子の英語レベルで通えるか?どんな選択肢があるのか?

いざ自分で手配するにも、体験談が少なく苦労しました。。

来年の夏も東南アジアのどこかの国を旅行+サマースクールに入れたいと思っているので自分の記録のためにも残しておきます。

マレーシアを選んだ理由

我が家は息子が0歳の頃から「おうち英語」を実践しています(最近は英語のゲーム実況を見ているだけという日々が続いていますが。。。)

「長期休暇は外国のサマースクールで過ごす」というのはやってみたいことの1つとしてありました。

マレーシアを選んだ理由は、野本響子さん(「日本人はやめる習慣が足りていない」の著者)が紹介されているマレーシアのインターがすごく魅力的なんですよね。

実際に、息子さんが小学校1年生の時に不登校になり、マレーシアのインターナショナルスクールに入れたお話を聞いて、ずーーーーっと気になっていました。

息子は発達障害の特性もあるので、小学校も休みながら登校しています。

「小学校って行かないといけないところなの?」という質問に毎回あれやこれやと説得していますが「行かなくなるかもな」という覚悟はしていて。

マレーシアに一度行ったことがあれば、学校に行かなくなった時に「マレーシアの学校に行ってみる?」ともう少し気楽に選択肢として提案できるかな?と思いマレーシアを今回選択しました。

スケジュールはこんな感じ

ざっくりスケジュールはこんな感じの18日間で計画していました。

(ちょっと詰め込みすぎた+息子が風邪ひいたで予定通りでなかったところもあります。)

【1日目】
成田発⇒シンガポール着

【2日目】
レゴランド(ジョホールバル)で遊ぶ

【3日目】
ジョホールバル⇒イポー(飛行機)

【4日目】
ロストワールドオブタンブン(プールと遊園地のテーマパーク)で遊ぶ

【5日目】
イポー観光

【6日目】
イポー⇒クアラルンプール(列車)

【7日目】
クアラルンプール観光

【8日目】
クアラルンプール観光

【9日目】
夫帰国・両親来馬

【10日目】
お休み

【11日~15日目】
息子サマースクール。昼間は両親と観光

【16日目】
クアラルンプール⇒シンガポール移動

【17日目】
マリーナベイサンズ宿泊

【18日目】
シンガポール⇒成田

私は他の方の旅行記をそのまま参考にさせていただくことがあるので、後日もう少し細かいスケジュールを別記事であげたいと思います。

費用はどのくらいかかった?

今回の18日間の滞在費はどのくらいだったか?

家族3人でざっくり50万程度かかりました。

【航空券】7万×3人 21万
【宿泊費】10万程度(18日間。エアビーやホテルなどを利用)
【レジャー費】5万(観光施設の入場料等)
【サマースクール】3万(1週間)
【タクシーなど移動費】3万
【食費】5万

※17日目に宿泊したマリーナベイの宿泊代は両親が出してくれたので含めていません。

マレーシアは日本の物価からすると3分の2くらいの感覚なのですが、レジャー施設は外国人価格という印象。

レゴランドは3人で2万円くらい。クアラルンプールタワーに登って6000円くらいしました。

なので観光をする場合はそこそこお金はかかります。

観光はあまりせずエアビーなどで宿泊費を抑えて2週間学校のために滞在するだけであれば、家族3人航空券込みで35~40万くらいでも行けたんじゃないかな?

また、我が家はほとんどシンガポールでは過ごしていないのですが、シンガポールは本当に物価が高くて。。シンガポール滞在を長くするともっとかかると思います。

選んだ学校は?

当初は「マレーシアのインターナショナルスクールのサマースクールに参加しよう」と思っていたのですが、何せ高い。

学校にもよりますが、2週間で1人20~30万ほど(宿泊費・航空機別)

我が家の場合は

  • マレーシアのインターに入れる予定は今の段階でなし。
  • 「海外の学校に行っていろんな子がいて楽しかった」となればOK
  • 本人が嫌がっても「行かなくてよいよ」と言えるレベルの価格。

上記を考慮して、最終的にアートスクールのサマープログラムに参加することにしました。

こちらも後日スクールの選択肢や通ったアートスクールの感想などを別記事で書いていきます。

【学校の選択肢】マレーシアクアラルンプール編本記事では、マレーシアのクアラルンプール近郊のサマースクールの選択肢について綴っていきます。 2023年の夏休みに小学生の息子を連...

実際に行って感じたこと

実際に滞在して感じたことをつらつら書いていきます。

子どもの英語に良い影響があった

「サマースクールに1週間行ったとしても英語力が上がるわけではないよな~」

と思っていましたが、我が家の場合は子どもの英語に良い影響がありました。

今までも英語を口にすることはありましたが、もっと抵抗感がなくなった感じがします。

最初はお店の人に英語で話しかけられたらモジモジしていたのに、後半はちゃんと受け答えしていたり。親切にされたら「Thankyou」と自然と答えていたり。

帰国後のKidsDuoのサマースクールでも「〇〇くんは他でも英語を習っていますか?最近はずっと英語で話しています」なんて言ってもらえたり。

家でトド英語をしている時もブツブツずっと英語を話しています。

家で私が英語で語り掛けても、英語で返してくれることが増えました(前は嫌がっていた)

実際に海外で生活したことで英語の必要性を感じてくれた気がする。

何だか一皮むけた感じです。

あと、親が下手くそながらも英語を話している姿を見せることができたのも良かった。

彼の中で1つの良いきっかけになってくれたらよいなと思っていたので、やはりこのタイミングで行って良かったと思います。

夏は日本よりも涼しい

7月8月のマレーシアは、ぶっちゃけ日本よりも涼しく過ごしやすかったです(笑)

気温はそんなに変わらないのかもしれませんが、湿度の高い日本の夏は何だか空気が熱くて重たいんですよね。

後半1週間は両親もマレーシアに来て一緒に滞在していましたが、快適だったみたいです。

食の選択肢が幅広く子供に合わせやすい

マレーシアはとにかく食の選択肢が幅広いと思いました。

マレー料理も辛いものばかりではないし、中華系の料理も蒸し鶏とかあっさりしていてすごく美味しい。

インド系メニューも息子がロティチャナイというナンのようなクロワッサンのようなパンにハマりしょっちゅう食べていました。

日本食も韓国料理もイタリアンも本当に何でもある。そして何でもそこそこ美味しい。

Lavenderというチェーン店のパン屋さんは日本のパン屋さんとほぼ同じ味だし。

食に関しては全く困ることがありませんでした。

滞在場所によってはあまり海外気分がしない

今回クアラルンプールで滞在したのが、ツインタワー近くと日本の駐在員や母子留学の方が多く住んでいるモントキアラという場所でした。

ツインタワー近くは、混沌としていて屋台なんかもあったりして海外気分を感じましたが、モントキアラは全く海外な気がせず。

歩けば日本人に出会うし、ダイソーもあるし。

好みもあると思いますが、拠点とする場所によって感じはだいぶ変わるな~という印象です。

サマースクール先から近い滞在場所がやはりおすすめ

今回、息子のサマースクールを決めていない状況で先にコンドミニアムを予約していました。30分くらいの距離であればグラブで送り迎えできるでしょ?と思っていました。

が!思った以上に朝や夕方の渋滞がすごい。

グラブタクシーのお値段も渋滞時間は倍近くかかるんです(30分くらいの距離が600円くらいなのに朝や夕方は1300円くらいの時もあった)

直前にスクールまで徒歩5分のコンドミニアムに変更したのですが大正解でした。

滞在場所はスクールから近い場所をおすすめします(できれば徒歩でいけるところ)

グラブがめちゃくちゃ便利

東南アジアではGrabという配車アプリが普及しているのですが、これ本当に便利!

料金は事前決済だし、目的地も乗車場所も地図から指定できる。

1度、渋滞でドライバーが迂回したら「予定ではない道を走っていますが大丈夫ですか?」とGrabからアラートが来て。かなりしっかり追跡して管理してくれている。

20年ほど前にバックパッカーをしていた頃は「タクシー」=「犯罪の巣窟」で(笑)

伝えた場所に行ってもらえない。旅行会社に連れていかれ高額なツアーを組まされる。メーター使ってもらえなくてぼったくられる。

「常に道をチェックしながら運転手が怪しい動きをしないか警戒する」という緊張感あふれるライドだったけど、20年も経てば変わる。

お値段もクアラルンプールであればリーズナブルに利用できるし、子連れには本当に助かりました。

日本にも欲しい!

シンガポール・クアラルンプールはほぼクレジットカードのみで過ごすことができる

現金をどのくらい持って行くか悩んだけれど、シンガポールはもうカードしか使わなかったです(笑)

クアラルンプールもほぼカードでいける。一部飲食店や屋台は現金が必要という感じでした。

逆に、イポーとかちょっと田舎に行くとクレジットカードが使えないお店も多かったので、滞在場所によりけりかもしれません。

飛行機や列車は極寒

これはマレーシアに限らず、東南アジア全般は、飛行機、列車、コンビニが

クーラーで極寒。

特に飛行機や列車は移動時間が長いので芯から冷えます。

簡単な羽織物レベルではなく、ダウンを持って行って丁度良かったです。

でも、ノースリーブ半パンのままの欧米人もいたりするので本当に人によって体感温度って違うんだなー。。。

テーマパークの混み具合がちょうどよく満足度が高い

テーマパークの混み具合がちょうどよく満足度が高い。

子連れでシンガポールとマレーシアに行く際の魅力の1つだと思います。

シンガーポールにはユニバーサルスタジオ、マレーシア(ほぼシンガポールの近く)にはレゴランドがあります。あと、スライダーが楽しいプールなんかも沢山。

日本だと1~2時間並ぶと思うのですが、5分くらいでほぼ全ての乗り物が利用可能。しかも、ガラガラではなく寂しくない丁度良い感じのお客さんの量。

我が家はジョホールバルのレゴランドに行きましたが、1日で余裕で全ての乗り物を制覇できたし、気に入ったアトラクションは何度も乗って、とにかく満足度が高かったです。

マレーシアの物価は日本の3分の2くらい。シンガポールは高い。

マレーシアの物価は日本の3分の2くらいという肌感覚です。

現地メニューを食べると1食300円くらいから食べられて、日本食を食べる場合は1000円くらいかなー?という印象。

シンガポールは本当に高くてびっくり!!

モールのフードコートでご飯を食べるとだいたい1食2000円くらい。ペットボトルの飲み物が1本300円くらい。

スーパーのポテチ的なスナック菓子も一袋700円くらいして、「好きなの選びな~」と気楽に子供にお菓子を買えなかったです(笑)

医療レベルも安心できた

滞在中、息子が40度近い高熱を出してクアラルンプールの病院に連れて行ったのですが、良い先生に当たったのか、我が家のかかりつけ医よりも症状をしっかり聞いてくれて、検査もしてくれて、すごく満足度が高かったです。

納得のいく説明をしてもらえたので安心して処方された薬も飲ませることができたし、医療レベルも安心できる気がしました。

海外旅行保険でキャッシュレスで対応してもらえたので、現金を現地で支払う必要もありませんでした。

一般的な医療レベルもクアラルンプールであれば満足できるという印象です。

様々な人種の人が1つの国で仲良くうまくやっていることに驚き

マレーシアって他民族国家なんですよね。

イスラム教徒の人、ヒンドゥー教徒の人、中華系の人、みんな混ざり合って1つの国家を作っている。

みんな宗教も習慣も違うのに仲良くうまくできていることが驚きだし素敵だと思いました。

「世界中にはいろんな人がいること」「違いを認め合うこと」そんなことについて子供と話せたのも良かったと思います。

迷ったけれどマリーナベイは宿泊して良かった

両親とシンガポールから帰国予定だったのですが「マリーナベイサンズに泊りたい」ということで、マリーナベイに泊ったんです(費用は両親が出してくれました)

今、円安がすごいのでマリーナベイ。ツインの部屋が1泊素泊まりで10万くらいするんですよ。。。

素泊まりよ。素泊まり。

「もったいないから私たちは良いよ~」と言っていたのですが、やはり泊まってみるとテンション上がりました。

あのプールも、確かにあの通りなのだけれど実際に行ってみるとやはりものすごく景色がすごくて。一生の思い出になったかもしれません。

余談なのですが、迷っている方がいたらぜひ。

日本。。。大丈夫かな?と思った

今回、久しぶりに海外に出てみて「止まったままの日本」をすごく感じました。

学生の頃、東南アジアを旅していた時は、SonyやPanasonicの看板が沢山あって、デジカメを持っていたら「見せてくれ」と言われたりして。

「ああ、日本って小さいけれどすごいものを生み出している国なんだな」と誇らしく思うこともあったのです。

日本の空港に着くと、きれいで清潔な雰囲気にホッとしました。

今回マレーシアとシンガポールに行くと、家電の看板は韓国や中国のメーカーになっていて、日本のものはダイソーやユニクロとか小売り店ばかり。

マレーシアは個性的で素敵なビルが立ち並んでいて、高級ブランドが入ったショッピングモールも人でにぎわっていて。すごく勢いがあった。

シンガポールに至っては、もう超ハイテク近代国家。

空港の入出国も自動ゲートだし、電車はクレジットカードをタッチすれば切符を買わずに乗れるし、ダイナミックで個性的な施設とそれを維持できてしまうバブリーさがすごい。

↓これ空港です。

そして、シンガポールの空港から成田空港に降り立った時に「しょぼ。。。」と感じてしまった自分が悲しかった。

完全自動化のシンガポールから出国して、日本で税関申告用紙を見て「紙。そうか紙書かないといけないよね」とずっと変わらないシステムにがっかりしたり。

周りの国はどんどん変わっているのに、ずーっと時が止まったままのような日本に「我が国は大丈夫なのかな?」と思いました。

まあ、それを体験できたのも良かったな。

最後に

2023年夏休みにシンガポールとマレーシアに滞在して、いろいろ感じたことなどを書いてみました。

スクールなどの細かい体験談や準備編なども追記していきたいと思いますので、どなたかの参考になれば嬉しいです。

【サマースクール準備編】マレーシア・クアラルンプール20232023年夏休みにマレーシアのクアラルンプールで小学生の息子をサマースクールへ入れました。 完全自己手配だったので大変だったけれど...

ありがとうございました。

読みたい記事を探してね!
関連記事