おうち英語を継続していると必ず直面するのがお子さんの「英語拒否」ではないでしょうか?
我が家も、おうち英語を始めて6年になりますが、自慢できない黒歴史があります。
ある時は
「えいごきらい」と言われ~
オンライン英会話で嫌がる息子を追いかけまわし~
進展も見られないおうち英語に意味を見出せず~
もうだめだ。。。
何度思ったことか。。。
おうち英語6年目になり、ようやく息子と私のペースがつかめてきました。
結論から言うと、子どもが嫌がる時は
一度英語から離れてみる。
というのが正直一番効果的でした。
自由にさせていると意外とまた戻ってきます(これは他のおうち英語家庭でもよく聞く)
とはいえ、毎回勇気がいるのであくまでも最終手段。他にもいろいろ試行錯誤しつつゆるーくおうち英語と繋がっています。
我が家のケースになりますが
- こどもがおうち英語を嫌がる理由
- おうち英語を拒否された時に意識したこと(解決案)
上記2点をご紹介します。
あくまでも我が家のケースですが参考になれば嬉しいです。
おうち英語を嫌がる理由
子どもがおうち英語を嫌がるにはそれなりに理由があります。
我が家の場合は主にこの4種類でした。
- 日本語が達者になってきて日本語のコンテンツの方が楽しい
- 楽しいと思える量やレベルではない
- 教材のマンネリ化
- 子供に英語をさせたいことを見透かされている
言葉の通りなのですが、やはり一番最初の壁は日本語が達者になってくる2~3歳あたり。
英語の動画や音声を嫌がるようになってきました。
ここで私は間違えちゃったんですよね。
日本語並みに英語力を上げれば、英語コンテンツで満足するだろう。
周りの子の凄さも見て焦りがあり、もっとおうち英語を強化しました。
息子には難しかったであろう絵本を読み聞かせ。下手な英語の語り掛けを始めて怖がられ(笑)
日本語での電話もままならない息子にオンライン英会話も開始。
でも、発達がゆっくりな当時の息子には全てが早かった。
おまけに「息子に英語を話せるようになって欲しい」という親の思いが見透かされてしまい、あまのじゃくな息子は完全に拒否。
3歳あたりの「おうち英語」は私の焦りもあり、決して自慢できる内容ではありませんでした。
ただ
おうち英語の失敗は親が英語を押し付けて英語嫌いになること
という言葉を見て「わたしじゃん!失敗じゃん!」と反省。
そこから少しずつゆるめの「おうち英語」に転換し今に至ります。
おうち英語を拒否された時に意識したこと
我が家のおうち英語は何度も停滞期と復活を繰り返してきています。
それでも6年続けてこれた中で、私が意識したことをまとめてみます。
一時的に英語から離れる勇気を持つ
子どもが嫌がる間は「一時的に英語から離す」というのも我が家には効果的でした。
嫌がる時は、英語がつまんなくて嫌だったり、他に見たい日本語のコンテンツがあったり、他にやりたいことがあることが多いんです。
「嫌ならいいよ~。でもね、、」という「離れても良いフリ」ではなく
本当に好きにさせてみるんです。
今までの積み重ねが水の泡になるんじゃないか。
日本語のエンタメしか楽しまなくなったらどうしよう。
そんな心の声と戦いながら(笑)なるべく息子の好きにさせるようにしています。
ネットフリックスでポケモンにハマった時は、ずーっとポケモンを日本語で見ていました。
何話あるのか見たらトータル50時間くらいあって(悲)「何日かかるんだよ(T_T)」と思いながらもガマン。
その間、ブロックや塗り絵をしている時を見つけては、英語の音楽をこそっとバックで流したりして「気休めインプット」を続けていました(笑)
おうち英語を実践する親としてはしんどい時間なのですが、語学は長期戦。たとえ今ペラペラ話せていたとしても、大人になった時に維持できていなければ意味がない。
とりあえず英語の発音は良いしこれまでの時間も無駄じゃなかった
と言い聞かせながら地味に「気休めインプット」を続けます。
ただ、うちの子の場合
ある程度満足したら、英語に戻ってくるんですよね。
ある日突然「スポンジボブが見たい。」と言って英語で見始めたり。Youtubeで英語動画を楽しんだり。
子どもってあまのじゃくなところがないですか?
「ママは僕に英語をやらせたいんだ」と悟られると急に拒否したりします。
「どっちでもよいよー(本気で)」くらいの感じだと素直に英語に向かってくれる気がします。
これは我が家のケースなのですが、
英語を嫌がる時は思い切って離してみる。
今まで積み重ねてきたことが0になることはないので(少なくとも良い発音は残る)
信じて好きにさせることも我が家では効果的でした。
新しい教材を試してみる
とはいえ「子どもの好きにさせる」前にできることもあります。
1つは「新しい教材を何か取り入れてみる」
我が家も英語動画や教材を拒否する時期が何度かありました。
何か新しいものを入れたら変わるかな?と思っていろんな教材を投入してみました。
息子が全く反応がなかったり逆に嫌がるものもあったのですが、うちの場合は「Goomies」のDVDが反応良くてしばらく見ていたり。
「えいごであそぼ」のタッチペン(これ楽しいんです)を導入して持ち直した経験もあります。


※DVDとタッチペンは廃盤ですが、メルカリで買えるかもしれません。
YoutubeKidsでしばらく野放しにしてみたら(怖いのですが)自分好みの英語ユーチューブを勝手に見つけて、ハマってくれた。
なんてこともありました。
単に今見ているもの、やっている内容がマンネリ化していて楽しめていないだけかもしれません。
何か新しいインプットやアウトプット方法を導入してみるのも1つです。
今までかけ流しだけでやってきた場合は、こういった3分くらいでできる遊び要素満載のワークブックを取り入れてみたり
思い切ってYouTubeKidsでちょっと野放しにしてみるのも1つです。

※最初に英語動画ばかりの履歴を残しておくとおすすめ動画も英語動画になります。
後はアプリでゲーム要素を加えてみるのも良いかもしれませんね。
量や難易度を見直す
逆に教材の量や難易度がお子さんの楽しめる範囲を超えていることはないでしょうか?
2~3歳は「おうち英語の効果」が見え始める時期なのですが、お子さんによって差も大きいんです。
え、あの子はもう文章で英語を話すの?
もうOxfordReadingTree読んでるの?
ちょうど「かけ流しだけで英語が話せるようになるのだろうか?」と不安になる時期でもあるので、いろいろな教材に手を出したり、子どもにやらせようとしがちです。
この時期の「おうち英語」は親も鼻息が荒くなるし、子供もイヤイヤで自我が出てくるし難しい。
ただ、教材のレベルや量が本人が楽しめる範囲を超えていないかは注意が必要です。
英語を拒否する場合は、楽しめる量に減らしたり、本人が「やった。できた」と満足感が得られるレベルのものを選んであげることが大切。
私も、息子が2-3歳くらいの頃、あまり発語がない息子に焦ってORTを読み聞かせて、逃げまくられました。
お子さんにもそれぞれ得意不得意があるので、試してみてまだ早そうだったら待つ。
ゆっくりできる範囲のことを続けていけたら良いのじゃないかな?と思います。
外部のプロの力を借りる
おうち英語は家だけで完結しなきゃいけないものでもありません。
英会話スクールとか、サマースクール、オンライン英会話、
キッザニアのイングリッシュデイとか。
何か外部の刺激を入れてみる。プロの力を借りるのも1つです。
我が家もおうち英語に迷走期がありましたが、KidsDuoのサマースクールに通うことで、また英語が維持できるようになりました。
オンライン英会話を嫌がってやめたけど、弟がオンライン英会話を始めたら急にお兄ちゃんもやりたがって再開した
なんてこともあります。
あと、これは個人的な意見なのですが、我が家の場合は春休み、夏休み、冬休みにKidsDuoに通わせることで、メリハリがついている気がします。
「外部でガツンと英語に浸る日々」⇔「まったりおうち英語の日々」の繰り返しがある状態。
おうち英語が停滞していても「長期休みはがっつり英語に浸る日々があるから良いか~」と親もゆるくなれます。
これはキッズデュオだけでなく、オンライン英会話でも使えると思っていて。
幼稚園や学校がない代わりに長期休みは毎日オンライン英会話をする。
とか
毎月4週目はオンライン英会話の週
とか、緩急がある方が親も子供もダレない気がします。
そしてこれもコツなのですが「キッズデュオ行っても良い?」「オンライン英会話やっても良い?」と許可を仰ぐのではなく、保育園・幼稚園や小学校と同じように「やるものです」というスタンスでいる方が子どもに受け入れられやすいです。
夏休みになったらまたサマースクール始まるよー
来週からオンライン英会話だよー
そんな当たり前のスタンスで導く方が嫌がられないなーとこの6年で感じています。
とにかく!積極的に外部の力も頼ることをおすすめします。
親も英語を勉強してみる
最後に、我が家的にすごく効果があったのが「わたしが英語の勉強を始めたこと」
すると、
私が英語をよく口にするからか、息子の英語の発話がかなり増えた。
「ママ勉強したいから〇〇かけていい?」という感じでインプット教材を流しやすくなった(笑)
「ぼくが教えてあげるよ~」と英語の本を持ってきて単語を教えてくれるようになった。
何だかおうち英語がよりスムーズになりました。
なにより自分で英語を学んでみると語学を身に付ける大変さが身にしみます。
「子どもは吸収力がすごいから、すぐに身に付くはず」なんて思っていましたが、やっぱりそんなことはない。
語学は筋トレと一緒。一つ一つの積み重ねでようやく自分のものになる。
大変さが身に染みたので、以前のように息子に英語を押し付けることがなくなりました。
無料で手軽でおすすめなのがDuolingo
英語文章を自分で読み上げる課題もあるので「ママは英語を勉強している」アピールをするのに効果的でした。
人によっては簡単すぎるかもしれませんが、1日5分程度で終了します。
お子さんの英語熱復活の機会になるかもしれないので、ぜひ取り入れてみてください。
おうち英語は長期戦。親も子供も続けられる選択を
我が家の「おうち英語」の黒歴史から、子どもに英語を拒否された時にできることをご紹介してきました。
まとめると
- 一時的に英語から離れる勇気を持つ
- 新しい教材を試してみる
- 量や難易度を見直す
- 外部のプロの力を借りる
- 親も英語を勉強してみる
というのが我が家では効果的だったかなと思います。
おうち英語は長期戦です。
ついつい目に見える効果を期待しがちなのですが、語学は長く続けてものにしたものが勝ち。
目に見える進歩よりも細く長く続けることが大切ですね。
少し話は変わりますが、このブログも4年目なんです。
でも4年間欠かさず定期的に書いてきたかというとそうではなく、全くやる気がおきず半年くらい放置したこともあります。
もー書くことないしやる気ない~
そんな日々を何回過ごしたことか(笑)
でも、ある程度放置したらまたやりたくなってくるもんなんですよね。
大人でも同じ力量で何かをずっと継続することは難しい。
おうち英語から離れることはすごく勇気がいることなのですが、お子さんが本当に嫌がったり他にやりたいことがあるならば、今はそのタイミングなのかもしれません。
親も子も無理なく続けられる方法を取ってくださいね。
マンネリ化を避けるためには、インプットとアウトプットのアイディアは多い方が良いです。こちらの記事もぜひ!
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