本記事では、我が家が0歳から取り組んできた「おうち英語のやり方と進め方」をご紹介します。
おうち英語は、やり方さえ間違えなければどんな人でもできます。
息子もADHD傾向がある「発達障害グレーっ子」です。
それでも6歳現在、英語でアニメを見て楽しんだり簡単な会話はできるようになっています。
おうち英語で一番大切なことは
こどもに英語を押し付けないことです。
特に2~3歳くらいの自我が出始めてからは、嫌がるようであれば少し英語から離れることも必要。
焦らず。ゆっくり。ほそーくながーく。。
着かず離れずでも「英語が身近にある環境を作っていくこと」が大切です。
また、世の中には
①言語が得意ですらすら英語を覚えてしまう子
②日本語含め言語全般が遅い。目に見える結果が見えづらい子
大きく2パターンの子供がいるんじゃないかと思っています(我が家は後者)
おうち英語ブログを読んでいると、すごい子がたくさんいて。
我が家の方法は合ってるのか?
と心配になる方もいると思うのです(うちもそうでした(汗))
ただ、英語学習は長期戦。最終的に英語に親しんで話せる大人になってくれることが目標ですよね?
そのためには、一時期の凄さに惑わされず、子どもが「楽しい」と思える範囲で細く長く継続することが大切です。
決してスムーズではなかった息子への「おうち英語」経験から思う「おうち英語のススメ方」を綴ります。
一般的なおうち英語のやり方・進め方
おうち英語のやり方はシンプルです。
- 英語環境を作ってインプットする(0~4歳くらい)
- ①を継続しつつ、英語をアウトプットする機会を持つ(3.4歳くらい~)
- 英語の本を読んだり書いたり動画を見たり自分で英語を身に付けるようになる(自走モード)
ざっくりこの3段階で構成されます。
①は本当に誰でもできる。
②からちょっと難しさが出てきて、③は本当に理想。
「自走モード」までたどり着ける子はほとんどいないんじゃないかな?と正直思います。
つい最高峰の「自走モード」を目指したくなりますが、②までやっているだけでも、英語学習の壁はうんと低くなります。
ゆくゆくは自分で英語の本を読んで英語力が発展してくれたらいいな~くらいの気楽さで始めてみましょう。
英語環境を作ってインプット
おうち英語は全てインプットから始まります。
\一般的なおうち英語のインプット方法/
- DVDなど「動画のかけ流し」
- CDなど「音源のかけ流し」
- 絵本の「読み聞かせ」
- 英語での「語り掛け」
- 英語おもちゃ
- アプリの活用
どんな人でも取り組みやすいCDやDVDなどの「英語かけ流し」から始めるのが主流です。
教材は一気に沢山揃えなくてもOK。手軽なものを1~2個用意して、毎日30分〜3時間程かけ流してみてください。

で、ですね。
赤ちゃんの頃はインプットはやりやすいんです。本当に誰でもできます。
問題は自我が出てくる2~3歳あたりから。
ここからは、お子さんの反応をよく見ることが大切です。
当時、おうち英語ブログを読み漁っては「あれもやらなきゃ」「これもやらなきゃ」と手を付けそうになっていましたが、
耳からの情報処理が得意な子もいれば、目からの情報処理が得意な子もいます。
「これをやればみんな話せるようになる。」なんてことはない。
その子の好みや得意そうな分野に合わせた方法で提供していくのがすごく大切です。
音楽が好きそうであれば音楽。
絵本が好きそうであれば絵本。
アニメが楽しめそうだったらアニメ。
やはり楽しくないと続かない。
- お子さん好みの英語コンテンツを見つけて提供していく
- 嫌がる時は一時的に英語から離れてみる
これが2歳以降もインプットを続ける鍵です。
この時期が大変なのですが、ここをうまく乗り越えると、英語をより身近に感じてくれるようになるのでラクになります。
とにかくインプットもアウトプットも子供に合わせて手を変え品を変えやっていく必要があるので、使えるアイディアは多い方が良いです。
こちらの記事でもインプット方法(DVD、アプリ、Youtubeなど)や我が家がどうやって息子好みのインプット方法を見つけていったかについても詳しく綴っています。
参考にしてくださいね。

英語をアウトプットする機会を持つ
3~4歳から、インプットは継続しつつ様子を見てアウトプットの機会を持ってみてください。
※本人が嫌がるようであれば、6歳くらいまでインプットだけでも良い気がします。
手軽で効果的なのはオンライン英会話。
オンライン英会話は、3歳位からOKなところが多いです。
小さいうちは幼児に強いオンライン英会話スクールがおすすめです。
フィリピン人先生だと月額3000円くらいでできるので気楽。
子どもと遊ぶように上手に英語でコミュニケーションを取ってくれます。
▼3歳のオンライン英会話体験談はこちら

▼幼児用英会話スクールの選び方はこちら

オンライン英会話がいまいちであれば、英語サッカースクールとか、英語チアダンスとか今は選択肢が豊富です。
いろいろ試して、反応が良いものがあったら続けてみたり、嫌がるようであれば様子をみたり。
子どもの興味やタイミングに合わせること。
我が家はオンライン英会話をしばらく続けていましたが、多動気味の息子を追いまわすのに挫折(笑)今は休止中です(本当はやりたい)
今は長期休みにサマースクールに参加させることで少しですがアウトプットの機会を持つようにしています。
なんかしんどいな。。と思ったら1つのやり方にこだわらず、いろいろ試してみてください。
インプットは継続しつつ、嫌いにならない程度に英語のアウトプットの機会をその子に合った方法で持たせていくのが大切です。
アウトプット方法の選択肢についてはこちらの記事も参考にしてくださいね。

読み書きは興味を持ってからで良し
おうち英語の第3段階に向けて、読み書きや絵本の自力読みが重要になってきます。
絵本の自力読みができて読書が大好きになってくれると、語彙や文法も自動で学んでくれるので理想的。
ただ、、これも押し付けないことが大切(T_T)
個人的に「読み書き」はある程度話せるようになってからでも遅くないと考えています。
まず、子供が英語嫌いにならないことが最優先。
日本も英語圏も読み書きを習うのは小学校に入ってからです。
なので、子どもが読み書きに興味を持つタイミングで始めるのが理想かなと思います。
我が家は6歳現在もほとんど取り組んでいませんが、そろそろ簡単な絵本から始めてみようかな?と考えています。
おうち英語を続ける上で大切なこと
息子が0歳からおうち英語を続けてきて思う「おうち英語の落とし穴」について綴ります。
おうち英語は親が熱中しすぎると失敗する
これは息子が2〜3歳頃の自分に言い聞かせたいのですが、
おうち英語は、親が熱中しすぎないことも大切だと思います。
おうち英語ブログを見て新しい教材を見つけたら試したくなる。
特に2〜3歳って、おうち英語の成果が見え始める頃なんですよね。
うちの子すごい!あれもやらせなきゃ!
そんな風に陥りやすい時期かなと思います。
ここはグッと冷静に。
おうち英語の失敗で1番多いのは、親が英語を押し付けて、こどもが英語嫌いになることです。
幼児期に英語を話したり読んだりできていた子が、小学生になると英語嫌いになって全く話さなくなる例もあります。
「親に褒められて嬉しいから」という理由だけだと英語のモチベーションは続かない。
ついつい「英検」や「読み書き」など勉強系に持っていきたくなるのですが、ここは落ち着いて。
本人がお勉強も楽しそうであればやったらよいけれど、そうじゃない場合は
エンタメを子どもが英語で楽しめていたらひとまず良しとする。
「子どもの好みやペースを見ながら、細く長く続けること」が成功のカギです。
スーパーキッズと比較しない
他のおうち英語ブログに登場する「すごいお子さん」と比べないことも大切です。
2~3歳くらいで、読み聞かせていた絵本を全文暗唱して、英語もペラペラ話しだして。
小学校入学前までに、英検2~3級を取得してしまうような子も。
我が子はアッポーくらいしか言わないんだけど。。
何かやり方が間違っているのか?
私も焦って空回りした時期がありました(笑)
おうち英語ブログをやっている方は英語が得意な方が多いです。
一概には言えませんが
お子さんも遺伝子的に言語能力が高い子が多いんじゃないか?
と思っております。
本当に優秀な方が多いんですよね(T_T)
でも、当たり前だけれど、いろいろな子供がいます。
おうち英語ブログに出ている子が普通と思わない方が良い。
大部分はゆっくりのろのろ地道にやっているけど、のろのろだからブログでもあえて発信していないんです。
よそはよそ!うちはうち!
みんなうまくいったり停滞したりを繰り返しながら地道にやっています。
あと、個人的に「ゆるい目標」を持っているとブレにくいと思います。
とりあえず英語耳が育っていれば発音良くなるしオッケー
とか
英語で動画を楽しんでくれて日常に溶け込んでくれていたらオッケー
とか
今は発達障害もあるので「得意なことがあると自信がつくかな?」というのと、
ちょっとはみ出しがちな性格なので、海外の学校の方が合ってる気がしてマレーシアへの教育移住も考えています。
「英語がそれまでに少しでも身についてくれれば。。」
なんて目標が出ています。
とにかく!「何もやっていないよりは良い」くらいのゆるい目標を持っていると、焦りそうになった時に原点に戻れるのでおすすめです。
長く継続することがおうち英語成功の秘訣
我が家が6年間取り組んできて感じた「おうち英語の始め方・進め方」をご紹介させていただきました。
周りのすごい子を見て焦ったり、かけ流しだけで本当に意味があるのか?と思ったり。
いろいろ手を出したくはなりますが、
子供の反応を見ながら好みのコンテンツを提供し続けること。
親が頑張りすぎないこと(英語を押し付けないこと)
この2点が大切なことかなと、おうち英語6年を振り返って思います。
どんなに最初すごくても、続けられなければ意味がない。
夫は小学校3年間海外で過ごしていたのですが、帰国子女感1ミリもなし(T_T)
語学はよくスポーツにたとえられますが、その能力を維持するには日々のトレーニングが重要。やめると一気に忘れる。
だから、こどもが興味を持てるエンタメに英語をリンクさせるのが1番楽しく続けられるんじゃないかな?と思います。
うちの子は発達検査でも言語面が弱く、基本的には語学は苦手な方だと思うのです。
それでも赤ちゃんから続けてきて、英語の動画を見てケラケラ笑ったり、ちょっとしたフレーズは英語で話したりしています。
英語が日常にあって嫌いにならなければとりあえず成功。
亀の歩みでも、細く長く英語に触れていることが「おうち英語」成功のカギかな?と思います。
使えるアイディアは多いほうが子どもも飽きにくいので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

