本記事では「おうち英語って意味ないんじゃないか?」と疑問を感じる方にぜひとも見ていただきたいユーチューブをご紹介したいと思います。
ケビンズイングリッシュポッドキャスト知ってる?
Kevin’sEnglishRoomというポッドキャストをご存知でしょうか?
アメリカで生まれ10歳で日本にやってきたケビンさん(ネイティブ)
日本生まれ日本育ちなのに9カ国語話せる山ちゃん(ノンネイティブ)
この2人がワチャワチャ英語で語り合うのですが、仲が良くて楽しいし、英語も日本語と同じコミュニケーションツールだと再確認できる素敵な番組なのです。
ねえ、みんなネイティブみたいじゃない?
私は初めて聴いたとき、インターナショナルスクール出身の日本人がわちゃわちゃやっているのだと思いました。
でも、この日本生まれ日本育ちの山ちゃん。
アメリカに1ヶ月留学しただけなんです。
なのに、ケビンさん曰く「帰国子女よりも英語ができる」
ちなみに山ちゃんはフランス語もペラペラ。なんだったら9か国語話せます。
その秘密は、2歳から家じゅうにスピーカーがあって多言語をずーーーーーーっと流し続けてきたからなんですって。
おうち英語民としては「おお!!」と希望が持てる話だったので、おうち英語に意味を見出せなくなってきた方に向けてご紹介していきます。
どうして山ちゃんはこんなにも英語がペラペラなのか
山ちゃんの言語の秘密は、こちらのYoutubeで詳しく語られています。
その①日本生まれ日本育ちでなぜ英語ペラペラ?
続編「日本生まれ日本育ちで9か国語習得。その勉強法とは」
ざっくり解説すると、、
山ちゃんはHippoという「いろんな国の言葉を話せるようになろうよ」という団体に所属しています(2歳から)
多言語が話されている国と同じ環境を作り出すことで、その言語を話せるようになるかを実験していて、それに参加していたとのこと。
(息子がよくチラシを学校から持って帰ってくるのですが、よく見たらそれがヒッポだった)
とにかく家じゅうにスピーカーがあって、同時に21言語が流れていたよう(笑)
聴いている意識もない。本当に何をするにもずーーーっと家でそれが流れているだけ。
家で過ごしている分には、言語がわかるという感覚はない。
ただ
- 日本語も他言語も全て同じ内容が流れているので、何となくこういったことを話しているんだろうなーというのがわかる。
- 言語ごとにリズムや波があるので、これはタイ語、これはフランス語、という具合に言語の区別はつくようになる。
だけのだそう。
そんな「もやっとした感じ」から「言語が話せる」にチェンジするのがアウトプットの機会を持った時。
- 海外に行くと「あれ?言葉がわかる」という感じらしい(うらやましい)
- 自分の中で溜まっているものをアウトプットすることで「あ、あってるんだ」と確認しながら言語を獲得していく感じだそう(うらやましい)
という、ちょっと信じられないような話なのですが、現にそんな人がいるんですよね。。
でもこれって「おうち英語」を実践している身として希望が持てる話ではありませんか?
おうち英語において、かけ流しの段階ってかなり長いと思うのです。
結果が見えないと「おうち英語って意味ないんじゃ?」となってしまうのですが、やはりインプットは大事。
むしろインプットさえしていればいつでも山ちゃんのように言語を獲得できるのでは?と希望が持てる話でした。
山ちゃんの話から「おうち英語」に応用できそうなアイディア
とにかくインプットが大事
我が家は0歳から「おうち英語」に取り組んできましたが、目に見える結果がなくてくじけそうな時が多々ありました。
3歳くらいで英語をペラペラ話したり、オンライン英会話でメキメキ上達している子を見ると、「やり方を間違えているのか?」と思うことも。
でも、山ちゃんの例を見ると、とにかくインプットさえ続けていれば言語は確実にその子の中に蓄積されている。
インプットの重要性を再確認。
将来的に本人がやる気になった時に爆発することを夢見て、コツコツインプットを続けられるようになりました。
内容がイメージできるものを英語でかけ流す
山ちゃんの家では、単にランダムに多言語が流れているのではなく、どんな内容か知っている話が多言語で流れていました。
その言語はわからなくても、どんな内容を話しているかは知っている。聞くたびにシーンが目に浮かぶ。
それを繰り返すことで無意識に言語が定着するのでは?と。
息子に読み聞かせている英語絵本音源をかけ流すと、マインクラフトをやっていようが工作をやっていようが、無意識にボソボソ暗唱したりしています。
絵本の情景が目に浮かぶから文章が出てくる。暗唱できるものは自分のものになっているはず。
これまでは息子が好む英語動画ばかりを見せていましたが、山ちゃんの話を聞いてからは息子が知っているお話のかけ流しもプラスするようになりました。
ちなみに我が家で愛用しているのはこれです↓
日本語を介さない。意味がわからなくてもシャドーイングをする
山ちゃん曰く「日本語を介さない」こともやはり重要なのだそう。
日本語を介さないのは、Blue=青と訳さずBlueはBlueと理解する。
そして、やはりシャドーイングは沢山やっていたみたいです。
意味がわからなくても真似して自分のものにしていく作業は大切なのかもしれません。
聞いている意識がなくてもOK
「おうち英語」のかけ流しって「聞こえるか聞こえないかくらいの音量で流す」と言われませんか?
ついつい「ちゃんと聞いてよ」「ちゃんと見てよ」と思ってしまうのですが、山ちゃん曰く「聴いている意識はなかった」とのこと。
「ただの環境音」らしい
なので、あながち「聞こえるか聞こえないかくらいの音量で流す」説は間違いではないのかもしれません。
「話せる言語」と「話せない言語」の違いはアウトプットの機会をもったかどうかのみ
やまちゃんは21か国語を聞いてきましたが、その中でも話せる言語と話せない言語があります。
この違いは何か?と問われると
アウトプットの機会を持ったかどうか
という答えでした。
既にすごい量の単語と文が脳に溜まっているので、現地に行って話そうと思ったらぶわーーーーーっと出てくるそう。。
話したいと思う言語はアウトプットの機会さえ持てば習得できるそうです(本当か!?と思う話)
「おうち英語」をやっていると早くアウトプットの機会を持たせなきゃと焦りませんか?
でも、「インプットで溜まってさえいればいつでもアウトプットで言語は獲得できる」と思えて気持ちがラクになりました。
2か国語よりも多言語の方が良いらしい
山ちゃんの所属しているヒッポ的には、多言語を流す方が効率が良いらしいです。
我が家は実践していませんが、トリリンガルを目指して「おうち英語・おうち中国語」なんかをされているご家庭にも希望が持てる話かと思いました。
何歳からでも遅くない
ヒッポ的には「かけ流しは何歳からでも遅くない」らしい。
よく小学生からおうち英語を始めるのは遅いでしょうか?という方もいると思うので、そういった方にとっては朗報ですよね。
おうち英語に疑問を持ち始めたらぜひチェックしてみて
私的に「これは希望が持てる!」と思ったYoutubeだったので「おうち英語」を実践されている方にもシェアしたいと思いご紹介してみました。
また、変な焦りもなくなり、、
とりあえず息子の脳に大量の単語とセンテンスが蓄積されることを信じて、マイクラをやっていようが、工作をしていようが、レゴをしていようが、隙間時間を見つけてはコソコソかけ流しをしています。
インプットって地味だし意味がないようにも感じることも多いです。
でもそんな効果がすぐに見えづらい「おうち英語」の世界で、ちょっと希望が持てる話だと思うので、ぜひ気になる方はチェックしてみてくださいね。
ありがとうございました。